[ HOME ]
New York Music Scene #2
ミュージカルやコンサートのチケットの入手方法。


[劇場窓口] [電話予約センター] [タイムズスクエアー・チケットセンター] [ ディスカウントチケット販売所 ]
 [ パトロン団体TDF ]  [番外編(サブスクリプション)] [番外編(イレギュラーチケット)] [番外編(ブローカー)]
 [劇場の構造] [ジャズのチャージシステム] 

チケットの入手

はじめに

チケット購入は通常、劇場窓口や電話予約センター、ディスカウントチケット販売所、割引フライヤー(チケット)の利用などがあります。劇場窓口で直接買うのが無難な購入ですが、NY在住の方にはやはりディスカウントチケット販売かTDFパトロン団体です。

劇場窓口

正規料金での販売ですが、公演の日や座席の位置まで細かくチェックしながら買えますので無難。チケットもその場でもらえます。クレジットカードが使え、手数料もかかりません。ただ人気のあるプログラムなどはかなり先までチケットが押さえられている時もあります。

ガイドブックには「劇場窓口では割引はない」と載っていますがミュージカルやクラシックコンサートなどは割引フライヤー(割引チケット)があらゆる所にばらまかれており、それらを利用することによって最高半額の割引も利用できます。

割引フライヤーとはカラフルな短冊のような紙で、観光案内所や大学のインフォメーション、ホテルのフロント、フライヤー(チラシ)ブローシュア(パンフレット)の置いているお店、譜面屋さん、本屋さん、グランドセントラル駅の案内所、半額チケット売り場TKTSの電光掲示板近くなどにたくさんあります。注意することは裏面に条件が書かれており、○月○日から×月×日までの週末を除く公演のみ有効、などと言った文言が書かれていますので注意深く条件を読まねばなりません。

ミュージカルの割引フライヤーはあちこちでお目にかけれますが、クラシックの割引フライヤーを置いているところは限られます。ミュージカルと違い「譜面屋さん(NY音楽情報の譜面屋さんの項をご参考)」に行くとGet出来るかも知れません。他にも学生さんであれば大学の生協には「Excluisive School Offer」と言う学生用の割引フライヤーがあります。リンカーンセンター内であれば「Juilliard School Box Office」横の掲示板の棚に置かれています(すぐ無くなってしまうけれどぉ)。

リンカーンセンターの割引フライヤーは「New York City Ballet」などはよく見掛けます。他にもイベントや時期によって出回る割引フライヤーは様々です。ミュージカルは結構人気のあるミュージカルや定番物でもよく探せば出回っています。ただこのフライヤーには条件(特定曜日の指定席のみ等)が細かく記載されているので、観光で来た人が使うには注意が必要です。



電話予約センター

あまり使わないのですが、NYにはTicket Master(212-307-4100)とTelecharge(212-239-6200)の電話専門の予約センターがあります。手数料が$3〜$5ドルかかります。電話やインターネットでクレジットカードにて予約、チケットは当日劇場窓口で開演30分程前に受け取ります。スパイスガールのような人気のあるコンサートやフットボール(NFL)やバスケットボール(NBA)、USオープンテニスなどのスポーツイベントには多く利用されるようです。

またこれらのTicket MasterとTelechargeはお店も出していて、グランドセントラル駅内や大手レコード屋さん、メーシーズ百貨店内でもチケットが購入できます。ここに行っても手数料はかかります。またそれぞれのWebサイトでも購入できるのは勿論、New York City Serchなどのシティーガイドと提携しているので、情報を得ながらチケット情報を調べれるのは結構便利。

ガイドブックによると日本の「ワールドぴあ」や「JALワールドプレイガイド」「カーテンコール」でもチケット購入ができるそうな。

おまけ:ニューヨーク3大スポーツ
・野球(MLB) シーズンは4-9月、ワールドシリーズは10月 NYにはYankeesとMets
・フットボール(NFL) 9-12月 スーパーボウルは1月末 NYGiantsとNYJets
・バスケットボール(NBA) 11-5月 チャンピオンシップは6月 NY Kincks


ブロードウェイ・チケットセンター

劇場窓口ににかなり近い存在「Times Square Visitors Center」でもミュージカルのチケットは購入できます。公式なビジターセンターであり劇場の座席表を見ながら購入できます。長所はいちいち劇場窓口を回らなくても、このセンターで一気に購入できる事と、そのミュージカルの評判やアドバイスなどを聞く事出来る事。欠点は、正規料金に手数料($4.5)がかかる事なのでしょうか。

私達はここで購入した事がないのですが(訪れた感じは良い雰囲気)、旅行・観光で訪れて短期間に一気にミュージカルを見られる方はこのような所で、係員と相談しながらここで能率良くスケジュールを組みながらチケットを一気に買うと言う手もあります。手数料はかかりますが、時間がない旅行者にとっては良いのかも知れません。ちなみにトラベラーズチェックやクレジットカードも利用できます。

なおこの「Times Square Visitors Center」に置かれている「Times Square Map」は私が今まで見た中で最も詳しいブロードウェイ界隈の地図です。建物番号からシアターの入り口位置、地下鉄の入り口やバスの番号別停留所まで詳細に書かれています。この地図さえあれば、ミュージカル終了後の夜11時に地下鉄やバス停留所を探さずにすみます。と言う事で、ビジターセンターを訪れたらこの地図をもらいましょう。場所はディスカウントチケット販売「TKTS」の東側、B'Way, bet 46and47 st にあります。如何にもブロードウェイと言う雰囲気でなかなかGood。



ディスカウントチケット販売所

NYにはチケットを半額で堂々と売ってくれる、出血大サービスのチケットセンターが存在します。それはミュージカルの「TKTS」です。ここでは当日券もしくは条件付きのチケットを半額+手数料で売ってくれます。

ミュージカルの「TKTS」タイムズスクエアー(24thSt B'Way)は有名なのですが、このTKTSはタイムズスクエア店以外に、ワールドトレードセンターのサウスタワービル内、2階にもワートレ店(11:00〜17:30)がひっそりとあります(*REFLECTIONS Sept.11.2001*)。何故か多くの人はタイムズスクエアー店に長時間並ぶのですが、ワートレのTKTSに行けば、静かなビル内でほぼ並ばずにチケットが落ち着いて購入できます。タイムズスクエアー(42st駅)からワートレ(ParkPlace駅)まで地下鉄2&3ラインでたった4駅20分ほどですから、雨や冬の寒い中、長時間並ぶことを考えるとワートレの方が結果的に早くチケットが買えることになります。

またタイムズスクエアー店、ワートレ店、共に全く同じシステムをオンラインで使っているので条件は同じだそうです。ブロードウェイ以外にオフブロードウェイ(The Fantsticksなど)も扱っています。観光客でロウアーマンハッタンに宿泊している方やワートレで働いている方は、迷わずワートレ内のTKTSに行けば貴重な時間が節約できます。

昼間の公演(マチネー)は午前10時から、夜(ソアレ)の公演は午後3時(日曜は12時)から午後8時までチケットが買えます。ワートレ店は11:00〜17:30の営業。購入方法は入口脇にある電光掲示板のリストを見て、事前に購入するプログラムを選んでおき、チケットが在るかどうかを確認するだけです。タイムズスクエアー店はノイジーですので大声で注文しないといけません。クレジットカードは使えません。意外と人気のある物もあったりする時もあります。

なおこのTKTSには、色々な"コツ"が存在します。人気のあるミュージカルチケットをここでGetするのは難しいのですが、チャレンジをする価値はあります。上記で述べた通り、地下鉄に乗ってロウアーマンハッタン店に行って少しでも行列を回避するのも"コツ"ですし、マチネとソアレを両方狙うのもコツかもしれません。どうするかと言うと、通常水曜と土曜にマチネ(昼の公演)がありますので、その日の2:00PMより前にチケットを買いに行きます。その時点でマチネのチケットを入手できればマチネに参加、もし売り切れだったらソアレのチケットに的を絞ります。どちらにせよ2時前からマチネの公演は始まるので、行列は空いてきます。こうして一度で二度おいしいグリコ状態になります(ワートレ店はマチネを前日に販売、マチネ当日の販売はタイムズスクエアー店のみ)。

それでもチケットが取れない場合は、立ち見席かキャンセルチケットを狙うしかありません(以下の番外編をご参照下さい)。

音楽の「Music And Dance Booth」は42ndSt 6Aveにありましたが、1997年に移転されてどこかに移ったようです。どこに移転してしまったのか、誰に聞いても解らないのですが、ここも半額+手数料で当日チケットを半額で購入することができました。もし移転先お知りの方がおられたらぜひメール下さいませ。



非営利団体「TDF」によるチケットディスカウント

TDF(Theater Development Fund)は、NYのParfomrming Artを促進させる目的で作られた由緒ある非営利団体です。もともと若手アーティストの発掘と更なるNYのパフォーマンスの促進を目指して作られた団体で、上記TKTSもこの「TDF」によって運営されています。大変有名な団体で NYで演劇や音楽好きのネィティブには会員だった人は多いです。99年でパトロン数は90,000人。

システムはパトロンと呼ばれる会員制になっており、$15の年会費を払うと約2ヵ月に一度 NYで行われる予定のコンサートやミュージカル、オフ・オフオフブロードウェイ、ダンス、戯曲などのリストが郵送されます。それらはTDF会員のみ割引が行われるリストとなっています。そのリストの中から公演日を第3希望まで選択し、小切手と共に申込書を送付すると約一週間後にチケットが郵送されてきます。NY在住者にはイチオシでおススメです。

問合わせは郵便での申込みのみです。
TDF Mailing List 1501 Broadway,(Bet43&44thSt.) 21st Floor, New York, NY 10036-5652



ディスカウントチケットを入手できる団体

これら以外にもチケットを格安で手に入れることができる所は存在します。チケット屋さんではありませんが、企業(日本の企業も含む)と個人の寄付金で運営されている外国人の為のボランティア団体「International Center」では、ミュージカルやクラシックなどのチケットが驚異の値段で分けてくれます。詳しいシステムは知りませんが、企業や団体から寄付金の替わりにチケットをこのボランティア団体が受け取っているようで、他にもこのような団体は多く存在するようです。

正確に言うと販売と言うよりチケットを会員に譲ってくれると言う雰囲気で、通常この「International Center」ではクラシックやミュージカルのチケットは$3〜$5ほどで譲ってくれます。リンカーンセンターの$20のチケットが$2で売っていたりするので、立ち見席より安く聴くことが可能になります。もし良いチケットを見かけたら迷わずすぐその場で買ってしまいましょう。マイナーなミュージカルは種類も結構多く、定期的に年間を通じて枚数は確保されているようです。下手なチケットブローカーよりかはチケット取り扱い枚数は格段に多いはず。と言う事で私も結構お世話になっています。ありがとうございます。
 http://www.intlcenter.org/



番外編その1 「サブスクリプション」「メールリスト」

リンカーンセンターやカーネギーホールで良い席を確保する為の一番良い方法が、定期会員(サブスクライバー)になることです。定期会員になれば一番に優先してチケットを押さえることができるので、シリーズ中はいつも同じ席を取ることが可能になります。その他に各種割引や他のチケットの優先購入など、かなりの優遇措置が取られるようです。お金に余裕のある方は、サブスクライバーになると良い席が確保できるでしょう。Full会員とMini会員の2種類ありますが、Mini会員ならチケットを毎回買うのに比べたら妥当な値段だそうです。

また劇場のメールリストに登録しておくと、若干早めにコンサート情報が入手できたり、チケットの優先予約で購入できるケースもあるようです。チケットを売るパターンは(1)特別会員(寄付金を収めた人や名誉会員、パトロンなど)、(2)サズスクライバー(定期正会員、シーズン会員)、(3)メールリストやお得意様の優先会員、出演者の縁故関係、(4)ボックスオフィスで売られるチケット(一般客)、(5)割引チケット屋、と言う順序で売られるのが普通だと思いますので、少しでも良い席を確保したい方は、メールリストに登録されてはいかがでしょうか。カーネギーホールならボックスオフィスの近くに申込書があり、投函箱も設置しています。


番外編その2「劇場売りの当日格安チケット」「立ち見席」「キャンセルチケット」「プレビュー公演」

いくつかのミュージカル(Bring in 'Da Noise,Bring in 'Da Funk,シカゴ、ジキルとハイド、ミスサイゴンなど)で、余り良い席でないチケット(1階最前列など)を劇場窓口で格安当日券($20など)で販売しています。詳細は劇場で問い合わせてみて下さい。TKTSの半額チケットより安く購入できます。

他に「立ち見席」「キャンセルチケット」もあります。メトロポリタンオペラ劇場では土曜に立ち見席($10か$15)の売り出しが、NYステートシアターは当日に立ち見席($5=公演による)の売り出しをしています。ミュージカルでも立ち見席のある劇場もあります。立ち見席と言っても、近くに席が空いていたら勝手に座ってしまいます!開演後はドアを閉められ、チケットある人と言えども簡単に客席に入れないので、その隙にゆっくり座って見てしまいます。

ミュージカルの場合、劇場によりますが「キャンセルチケット」は随時、「立ち見席」は当日30分ほど前からチケットの売り出しが始まります。人気ミュージカルをキャンセルチケットでかなり良い席(メゾネのど真ん中、一番前)で見れた時もありました。キャンセル待ちのチケットの為に、また列ができていたりもします。値段は定価で手数料はかかりません。

その他にも正式公演の前の「プレビュー公演」のチケットも安く売られる事もあります。超A級の「プレビュー公演」のチケットを買えた人は幸運です。このプレビュー公演もTKTSで売られる時があります。もちろん安いチケットを更に半額にして売ります。


番外編その3 「チケットブローカー、善意(?)のダフ屋」

どうしても見たかったら合法的なチケットブローカーに頼むと言う手もあります。チケットブローカーも合法的なものから非合法なものまで色々あるようです。ちなみに合法のダフ屋さん(チケットブローカー)の探し方は、イエローページの「Ticket Sales (Entertaiment And Sports)」で探すか、NY市の Information Center、タウン紙 Village VOICE の Classified、ツアーエージェンシーで探す事が出来ます。チケットブローカーを使う場合の一番安全な方法はクレジットカードを使えるエージェントで購入する事ですが、用心に用心が必要です。

旅行で来られる方は、旅行会社やホテルのコンシェルジュに尋ねてみれば知っているかもしれません。多くのホテルは大手のチケットエージェンシーと取り引きをしているそうですが、最低でもチケット代の30%以上割り増し価格になる事の覚悟が必要です。

またダフ屋と言うのも確かに存在します。リンカーンセンターにはオシャレでダンディな格好をしたダフ屋が存在しますし、リンカーンセンター前ではよく「チケットは買ったけれど本当に用事で行けなくなった人」が営利目的ではなくチケットを売る姿もよく見かけます。特に警備員もこのような人に注意しない所を見ると、大目に見ているのかなぁ。以前、リンカーンセンターのクリスマスツリーをぼぉっと見ていたら、善意のおばあちゃんから「チケットが一枚余ったからあげるよ」と言われた時もありました。ただどうしてもこのようなダフ屋にはリスクが伴います。

もしもダフ屋さんから購入市内といけない時は、必ず事前にボックスオフィスや正規のチケット販売所などで、お目当てのチケットが本当に購入できないかをまず自分で確認して下さい。個人ブローカーなど怪しいダフ屋さんからにせもののチケットを買わされたり、半額など簡単に安くで仕入れたものを高くで買わされたりしないよう注意が必要で、やはり基本的にはおススメできませんですぅ。



ホール、シアターの構造について少し解説(おまけ)

通常、1階席をOrchestra、2階はMezzanine(Front Mezzanine)、3階席はBalcony(Rear Mezzanine)と呼ばれます。しかしホールによっては「2nd Tier」や「Loge」「Dress Circle」「Paquet」などと呼ばれるシアターやホールもあります。

「Tier」とはオーケストラ席をぐるっと囲む構造になっているホールで、段々に2階席や3階席があるところでは「2nd Tier」「3rd Tier」などと呼ばれます。Avery Fisher Hallは3rd Tierまであります。

一方「Loge」はオーケストラ席から更に後ろが傾斜して続く構造のコンサートホールで使われます。通常このようなホールのサイドにBox Seatがあります。Alice Tully Hallや映画館などはこのような構造になります。

「Dress Circle」とはステージのあるフロアーと別にフロアーがある2階席3階席の正面席のことを呼ぶようです。カーネギーホールは2nd TierにDress Circleが3層になっています。ちなみに3階席最後部ではかなりの高さを感じることが出来ます。見下ろす感じと言うか、落ちてしまいそうな雰囲気さえします。

メトロポリタンオペラハウスに至ってはこれらの複合技になっていて、値段の高い席から「Orchestra」「Parterre Boxes」「Grand Tier」「Dress Circle」「Balcony」「Family Circle」プラス「立ち見席Standing」となります。しかもその中でも3〜4種類(Balance=中央席、Rear席、Box席、Center席、Side席など)の席のランクがあり多分20ほどのバリエーションがあるようです。これらの英語を知らないと電話での注文や問合わせ時にちんぷんかんぷんとなって混乱してしまいます。


無難におススメできる席としては1階席は中央付近、2階席以上は前になるでしょう。1階席のサイドや後ろの方はステージが見にくかったり、上の階の天井で圧迫感があったりします。因みに前からABCの順に並んでおり中央より片側が奇数、反対側が偶数になっていたりします。席が一列違っただけで値段が大きく違う時もありますので、劇場窓口では席の位置と値段を確認すると良いでしょう。

余談ですが、座席通路には席を案内してくれるおば(ぁ)ちゃんがいて、ミュージカルでは「Playbill」、リンカーンセンターでは「Stagebill」(ギャラリーでは「Gallery Guide」)と言う小冊子をもらえます。この小冊子には当日の曲順や演奏者、曲の紹介、休憩のタイミングなども記載されています。

更に余談ですがブロードウエイの劇場は、44thStと45tth、7Aveと8Aveに集中しています。ここにShubert Alleyと呼ばれる小さな通りがあるのですが、この通りに各劇場で公演しているポスターがずらっと並んでいます。ミュージカルの前に時間が余ったら、この小道を歩くのも良いかもしれません。ミュージカルが始まる8時前には、遅刻したお客さんがこの小道を駆け抜けていきます。私もここをよく走っています。またこの近くにあるミュージカル専門のお土産物やさんTheater Circle(44st Bet7&8Ave)ではポスターや元々のストーリのペーパーバックが$10以下で手に入ります。読めなくても英英辞書と共にお土産として買ってみてはいかがでしょう。

リンカーンセンターのように立ち見席を売る劇場、当日券や直前のキャンセルチケット、本公演前のプレビューチケットを取り扱う劇場など多種多様なので問合わせをしてみると、意外と安くチケットを手に入れることもできるかもしれません。



メトロポリタン劇場のレクチャー(おまけ情報)おススメ!

メトロポリタンオペラ劇場はオペラを見るだけでなく、一般人用にレクチャーとマスタークラスを開催しています。これはリンカーンセンター内で9月〜4月に行われるもので、レクチャーはほぼ毎週一回、マスタークラスは適宜行われています。レクチャーはオペラ歌手や指揮者のインタービューや様々なトピックのディスカッションです。トピックは「外国人がオペラ歌手になるには」とか「特定のオペラに対してどのようなコンセプトで作っていくか」「シェーンベルグについて討論会」などユニークなものです。

マスタークラスは、実際にオペラ歌手やメットの指揮者、オケメンバーを呼んで授業が行われます。数人がステージに上がり授業を受けるというものです。値段も安く$10-$20とかなりお得です(ジュリアードの学生はなんと$6!)。手元のDMを見ていたら、ジュリアードで私が以前教わっていた先生も、ここでクラスを持っていると言う事が今、判明しましたですぅ。

さておき、同じ団体(Education at the MET)が行っているレクチャーで「Pre-Performance」と言うのもあります。これは土曜のマチネでレクチャーをするもので一ヶ月に約一回あります。オペラに興味のある方には、けっこう穴場的な情報だと思います。詳しくは、Education at the MET (212-769-7028 70Lincoln Center Plaza NY, NY10023-6593 タイトルはMetropolitan Opera Lecture Series)まで問い合わせて下さい。申込書とスケジュールを郵送してくれます。




ジャズクラブの料金システム

ジャズクラブのチャージのシステムですが、お店によって多種多様です。有名なプレイヤーが演奏するようなところでは電話やインターネットによるクレジットカードのお店もありますが、大体のお店が「カバーチャージ(ミュージックチャージ)」か「ミニマムチャージ」になります。

カバーチャージはそのお店の入場料のようなもので、食事を注文しようがしまいがカバーチャージは払わないといけません。しかしカバーチャージも色々あり、カバーチャージの中にドリンク1回分の値段の含まれているお店から、カウンター席ならカバーチャージを取らないお店まであるようです。通常は「カバーチャージ+飲食代」になります。ちなみにブルーノート等だとカバーチャージで$50、$60以上と平気で取られてしまいます。さらに食事代、ウェイターへのチップ、クロークでのチップ、出た瞬間にタクシーを勝手に呼ばれて呼んでくれた人にチップ、そしてタクシーの運転手にチップとあっという間にお金が飛んでいきます。観光客用と言うイメージが・・・。

一方、ミニマムチャージも色々あるようで、「2ドリンクミニマム」「1ステージ2ドリンクミニマム」「$10ミニマム」などがあります。「2ドリンクミニマム」は最低でも2杯は飲めと言う事、「$10ミニマム」は最低でも$10は飲食をする、と言う事になります。もし$10以下としても店を出る時にはきちんと$10の請求書がやってきます。なおお店によっては何故かクレジットカードの使えないお店がありますので要注意。特にカバーチャージだけを入り口で支払うようなお店に行く時は、ある程度お札を用意しておいた方が無難です。





ミュージカルやダンス、演劇が好きな方は、NY音楽情報の[ ミュージカル、バレエ、演劇の資料屋さん ](別窓で開きます)をぜひご覧ください。タイムズスクエアー近辺のおススメするお店を掲載しています。



全くの私見です。ニューヨーク音楽事情に付いて徒然とよもやま話。


|  BACK  |  TOP  |  NEXT  |
| [ Home ] | 海外生活のススメ | ジュリアード音楽院 | New York 音楽事情 | 海外便利グッズ |
New York 風 噂 聞 書