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Tools #2
思い付いたまま徒然と。全くの私見です。
インターネットはあっという間に地球を小さくしてしまいました。海外生活の大きな味方とも言えます。また、こちらでの事件やイベントなどが瞬時に日本語でインターネット上の記事になっているのには驚かされます。あたかも日本とアメリカが隣り合わせに在るかのようです。このページもニューヨークのサーバーから日本のサーバーにアップしていますが、距離の遠さ、タイムラグは全然感じません。唯一存在するのは「昼と夜の時差」だけです(14時間の時差)。New Yorkでのインターネット事情やその他、巷間の省察です。
[ 海外でのインターネット接続 ] [ NY通信事情 ] [ 能率的なWebページの歩き方 ]
- ■海外でのインターネット接続
- ・ インターネット接続方法
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コンピューターの購入問題の次はプロバイダー接続です、今まで友人達の接続の手伝いをしてきましたが、通常は以下の3つだと思います。私は(1)と(2)を併用しています。
(1)プロバイダー業者での接続
(2)大学・企業のサーバーでの接続
(3)日本のプロバイダーで海外接続が出来る業者での接続
- (1)プロバイダー業者での接続
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プロバイダー業者接続が最も簡単で多くの人の選択肢だと思われます。アメリカの平均的な大手プロバイダー業者は月々$14.99〜$19.99、アクセス地域は各エリアコードにあり、サービスはWWW,E-Mail,FTP,News,Chat,それに追加料金でホームページを持つ事が可能になるオプションサービスやインターネット電話、グローバルローミングサービスというのが標準的な大手プロバイダーです。日本と一緒ですよね。
このような業者に申込みすると数日で設定用のCD-ROMが郵送で送られてきますので、インストールとオンラインサインアップ後、即利用できます。特に難しい問題はありません。たまに聞く問題が、Win日本語バージョン上で設定用CD-ROM(英語Win用)の作動に関するトラブルです。先日あったのはインストール途中で強制終了するケースでした。原因は日本語Win上でその設定ソフトが暴走する事にありました。このような場合には、ドメインのIPアドレスやサインアップ用のアクセスポイントの番号を電話で尋ね、直接サインアップする方が早いかもしれません。
プロバイダー業者選びですが、無難に攻めるなら大手業者でしょう。日本と同様アメリカにも数多くの業者があり選択に困るほどです。サービスはほとんど一緒ですので、安心できる業者が良いと思います。激安のプロバイダーもあるのですが、私はチャレンジしていません。選択に当たって以下のような質問を送り、丁寧に教えてくれる所でも良いのかもしれません。
-回線状況(時間別の回線利用率、回線数と利用者数の割合、最大通信速度など)
-最低契約(利用)期間の有無(例えば1年間は契約解除できないケースでは、途中で帰国しても、残りの期間勝手にクレジットカードで請求が来るなど)。
-解除方法について
-お試し制度(最初の半月や1ヶ月フリーで使え、その間に契約するかどうかを判断できる)
こちらで色々インターネット接続の手伝いをした経験から言うと、まずアメリカンオンライン(AOL)は注意が必要です。もし日本語でE-Mailのやり取りを考えているのであれば、AOLは避けた方が無難に思えます。日本語の使用を想定しておらず、日本人達の間で評判は良くないようです。すんなりとうまくいく時もあれば、どうしてもうまくいかない時もあります。日本語のメールを送れない事はないのですが、手間がかかります。AOLは基本的にインターネット接続業者と言うより、コンピューター通信業社なので独自のシステムを使っておりそれらが日本語を扱う上で問題となるケースがあるようです。AOL側もソフトのバージョンアップを行っており、随時解決されつつあるようですが、やはり良い意味でも悪い意味でもAOL独自のシステムが障害となっているようです。しかし同じ通信業者のコンピューサーブは日本語が使えます。AOL自体のシステムアークテクチャーは大好きなのですが・・・。ここ以外にも日本語は正式サポート対象外と言う所もありますので要確認です。
その他、アメリカには日本人向けに複数の日系プロバイダー業者があるのですが、あまり良い評判は聞きません(全部の日系業者が悪い訳ではない)。同じForest Hillsに住む企業派遣のMBAの友人は某日系プロバイダーA社と契約した所、数ヶ月後にそのA社が営業停止し、某大手日系プロバイダー業者B社を紹介されました。そのB社の接続が上手くいかないので大手B社の日本語のサービスセンターへ電話した所、症状をよく聞かずに「ハードディスクをフォーマットし直してWindowsを再イントールして下さい」と言われたそうな。サービスセンターにはコンピューターの解る人間を配置すべきなのに、これは余りにもひどいなり。怒った友人はもちろん解約し、アメリカのプロバイダーと契約し直したのは言うまでもありません。その他にもあまり良い話は聞きません。日本人、日系企業を応援しているのに悲しい!もっとがんばって欲しいなり。
参考として「ibm.net」「earthlink.net(国際電話会社Sprint系列=最近アクセスポイントによりビジーが多いとの話)」「cris.com(Concentric社=ちょっと重たいと言う噂?しかし日本人によく利用されている)」などは多くの日本人に使われています。他の大手でよく広告しているのは「internetmci.com(国際電話会社MCI系列)」「netcom.com(Netcom社)」「att.com(日本のAT&T World Netとの相互サービスは行っていないようなので注意!基本的に別会社)」などがあります。各プロバイダーで1-800電話(日本の0120電話)による無料アクセスポイントもありますので問合わせをしてください。ただアメリカの電話料金は大変安いのであまりこだわる必要はありません。詳しくは以下の「電話料金」をご参照。
- (2)大学・企業のサーバーでの接続
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学生はこのケースが多いと思います。これらは大学や企業のサーバーにより条件が変わりますので、一概に意見を述べる事は難しいです。ただ(1)の業者による接続を試す前にぜひこのようなサーバーが身の回りに存在しているか調べてください。多くの大学はサーバーを持っていますのでPPP接続で、無料のインターネット環境が出来ます。大学生用に大学側でサーバーを開放していたり、公共図書館でインターネット接続のサービスをしている所(?)、生涯学習で格安接続サービスしてくれる所、色々なケースが身の回りにあるそうです。チャレンジしましょう!
通常、これらの大学や企業のサーバーにアクセスする為にはある程度の知識(+英語力)が必要になってきます。一番の早道はコンピューターに詳しいアメリカ人の友人を作る事でしょう。ただ、この関門を乗り越えれば、費用ゼロでインターネット環境が出来ます。さらに最先端のサービスやホームページを持ったり、簡単な修理・相談に乗ってくれたりと、大学によってはかなりお得な環境になります。ちなみにコロンビア大学のコンピューターセンターは日本語PCにもかかわらず何度も丁寧に相談にのってくれました。Thanx!
注意点は、大学でもメールアドレスサービスはあっても接続サービスはしていない大学や在籍している大学ではインターネットサービスが無くても、提携関係にある大学でサービスをしているケースなど色々なケースがあります。またLynxやPine(メール)のみの接続で、インターネットが使えないサーバーもあります。アメリカ人の友人に尋ねましょう。例えば、ある大学は別の大きな大学と仲が良くそこでインターネットサービスが使えたりします。
接続手順はそれぞれのサーバーによってまちまちですが、例としてあげるのであればジュリアード音楽院ではコンピューターセンターで登録をしてパスを発行してもらうだけで楽なのですが、コロンビア大学は一度大学のサーバーにアクセスして、ソーシャルセキュリティーか学生番号、名前など入力してE-Mailアドレス発行の手続きを取って有効にした後、接続を確立させなければなりませんでした。Windoesのダイヤルアップでの自動接続は出来ませんので、ログイン時にコマンドの入力をしてインターネットへ橋渡ししてやる必要があります。コロンビア大学のサーバーの長所は無料であること、欠点は時期(特に新学期の9月から数ヶ月間)によりビジー率が非常に高い事、回線が極端に遅い事があります。それゆえに私は(1)と(2)の二本立てでインターネット接続環境を作っています。
- (3)日本のプロバイダーで海外接続が出来る業者での接続
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日本にも世界各国でインターネットにアクセスできるグローバルローミングサービス(GRIC社やiPass社が有名)が増えているようです。ただこのサービスは基本料金に加え通常従量課金制(通常20円/分)がオンされ、費用は高くつく事になります。メリットとしては短期滞在の方、常に世界中をうろうろしている人には便利な選択肢だとは思います。私は使っていないので詳しく述べる立場にありませんが、あまりメリットを感じませんし、周りでも使っている人はいません。
その他、世界規模でのインターネットサービス会社と言うのももちろんあります。例えば「ibm.net」はほとんどの国にアクセスポイントを持っており、日本での加入が可能です。またマイクロソフト社のMSNも主要国にアクセスポイントを持っており、日本での加入が可能です。他に「KCOM」や「InfoSphere」「BIGLOBE」などは追加料金なしでアメリカや数カ国で接続できるようです。
友人からの話ですが、「ibm.net」は日本での申込みが可能で、決済も日本の口座からクレジットからの引き落としなので人気があるそうです。全米やNYにもアクセスポイントは数多くあります。基本料金など詳細は知らないのですが、「ibm.net」を日本で加入してから、現地で大学などの無料インターネット接続環境を探してみると言うのも一つの手かもしれません。
また日本の大手プロバイダーなどで提携関係にある現地プロバイダーでサービスが受けれるケースもあると言う話を聞いた事があります(真偽は不明)。メールアドレスを変更したくないなど理由があれば、ダメもとで問い合わせしてみてください。
その他、アメリカにアクセスポイントを持っている日本の大手プロバイダーで、ビジーが多かったり、混む時間になると回線速度が異常に遅くなったりするプロバイダーもあります。日本国内のアクセス状況は公開していても、海外のアクセスポイントの状況を公開していない所は要注意と言えるのかも知れません。会社にとって海外での接続可は宣伝文句で、オマケとしか考えていないのかもしれません。これらの情報は現地でインターネットを既に利用している友人などに聞くのが、一番手っ取り早い方法でしょう。
なお、アメリカでのコンピューター購入や英語Winの日本語化については「 Tool#1 」をご参考下さいませ。
- ■NYでの電話のシステム
- ・ NYでの普通電話(駄文系)
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New Yorkでは電話料金システムが日本と大きく異なります。一言で言うと「電話料金がべらぼうに安いなり!」。日本は分当りの従量課金制ですが、こちらは通話回数で値段が決まります。1分でも10時間でも24時間でも一回当たり日中10.6セントです。夜間、土曜などでは40%から65%のディスカウントがつきます。と言う事でインターネットに接続したままお風呂に入ったり、買物に出かけたり、接続しているのも忘れて寝てしまったりと接続し放題です。
96年頃、AOLが従量制から固定制に料金体系を変えた時、多くのAOLの電話回線がビジーになって裁判になった事があります。これは電話料金が安い事を利用しインターネット接続用に電話回線を一本AOL専用線にしてしまい、常時接続した事も原因の一つだそうです。アメリカでは電話回線は立派な交通手段と考えられています。この電話事情がアメリカを経済的にも政治的にも大きく繁栄させる原因になっています。日本が本格的に通信インフラを変える為にはの電話の料金体系を変わる事が不可欠です。それをできるのは政府しかありません。NY Timesには日本は「通信後進国」と書かれています。ぜひ経済をよりよくする為にも日本政府、通信業社ともに頑張って欲しいなり。
- ・ NYでのISDN
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アメリカにも勿論ISDN接続があります。しかし私の周りでISDN接続しているのは企業以外に知りません。理由は電話料金の安さです。先程にも述べた通り、アナログ回線で通話時間に関係なく一回10.6セント。しかしISDNは従量制で一分1セントです。プラス初期費用として$500ほどかかります。さらにターミナルアダプターの購入費用($200-300?)もかかります。ISDNをひく人は通常1回線をデータ用、もう一つの回線を通話用にするケースがほとんどだと思われますので月額基本料金も2回線分支払わないといけません。
仮にISDNが28.8bpsのモデムの5倍のスピードで送られてくると計算しても(実際はもっと遅い筈)、インターネットばかり集中して2時間も3時間もしてる人はいないので、結果的に個人でひくメリットは少ないように思えます。アメリカでは電話代が安いので、何かをしながら「ながらインターネット」をしている人がほとんどでしょう。DSL技術やCATV接続もありますし。法人利用や時間を大切に使える人はこの限りではありません。
- ■能率的なWebページの歩き方とは(おまけ)
- ■ はじめに
現在、私の別サーバーのWebページで盛り上がっている話題が「いかに能率よくコンピューターをツールとして使うか」です。もともと技術系でない私が自己流のコンピューターの使い方を掲載した所、妙に数人の間で盛り上がっています。その「Webを紙で読むシリーズ」の内、一部をこちらでも紹介します。
- ■ Webを紙で読む
ある人に「何て非能率的なり!」と叱られてしまいましたが、基本的に私はWebを紙と言う媒体でわざわざ読みます。何故かと言うと、私は紙で読む方が早いからです。勿論、Webページの種類にもよりますが、文章中心であればあるほどコンピューターの画面で読まずに、テキスト形式に変換し読みやすいように整形した後、印刷して電車の中や空き時間に読みます。
まず私はコンピューターの画面が余り好きではありません。コンピューターのモニターを見続けるのには抵抗があります。また、新聞によると画面をスクロールしながら読むのは目に優しくないとも書かれています(狭い範囲内の眼球運動になる為)。
しかし私はWebページや資料などで調べ物をしたり、勿論自分の本来の音楽の仕事でどうしてもコンピューターを使わざるを得ません。そこで如何に能率的にコンピューターを使うかと言う事が私にとって大切な問題となります。
私の文章系Webの歩き方は、基本的にコンピューターに向かっている間は「検索」に集中して、電車の中や待ち時間に「印刷したもの」を読むと言うパターンです。その為に、Web上の記事を自分にとって読みやすいように整形し、いつも同じフォーマットで読めるようにする必要がありました。そうする事によって読む時間を能率良く使えるようになります。以下に、テキスト形式で保存印刷の「初級編」、整形を含んだ「中級編」をご紹介します。
- ■ 最も簡単な印刷方法(初級編)
もっとも簡単に文章系Webページを印刷する方法は、ブラウザ(IEやネットスケープ)で印刷する事ですが、これだとWebのページと全く同じ物が印刷され、画像や妙な空間、インデントなども同じ様に印刷され非能率的です。またインクも大量に使ってしまいます。しかし新聞の記事のようにシンプルな文章で印刷する方法もあります。
シンプルかつ能率よく印刷する方法は以下の通りです。まず、気に入ったページを見つけたら、ブラウザ上で「ファイル」>「名前を付けて保存」でファイル名の拡張子の部分を「txt」で保存します。そして、Winのメモ帳かエディター、ワープロでそのファイルを開き、印刷します。
例えば、インターネットエクスプローラーなら「ファイル」>「名前を付けて保存」で「ファイルの種類」をクリックして「テキスト(*.txt)」を選択し保存します。
ネットスケープなら「ファイル」>「名前を付けて保存」で「ファイル名」の拡張子部分を「txt」に変えます。例えば「Oops.html」と言うファイルを保存する時に、下の4文字の「html」と言う部分を「txt」とし、ファイル名を「Oops.txt」で保存します。
たったこれだけです。これで文章のみ、まるで報告書のような印字が行えます。会社のデスクにあっても全然不思議でもないドキュメントと化します。しかもブラウザの種類に依存しますが、罫線やレイアウト、表組みも一応再現されます。文字サイズなど任意に設定できますので、小さな文字でぎっしり印字する事も簡単です。行が空いているのが気になるのであれば、エディターやメモ帳、ワードなどで少し改行やスペースを減らすなど編集してから印刷しても良いでしょう。
他に色々技は存在するのですが、あまりにも長い文章になってしまうので、ほどほどにします。ちなみに私の読みやすいフォーマットと言うのは、字間が最小限で、行間がちょっと広めが読みやすいです。英文の時はフォントをタイプライターのようなシンプルな書体のサイズ9ポイントを選び、日本語の時はゴシック体(マックならOSAKAフォント)でサイズ8の小さな字を紙いっぱいに印刷します。また一行の長さが余り長くない方が読みやすいので、新聞のように段組みをします。
- ■ブラウザからエディター(秀丸)、整形して印刷へ。(中級編)
さて、整形を含んだ中級編です。実際の手順としては、いとも簡単です。しかも時間は5秒です。しかし下準備が必要となります。基本的な路線として、Webの形式(HTML形式)をテキスト形式(TXT形式)に変換して、更に読みやすいように整形し、いつも同じフォーマットで読めるように変換し印刷します。と書くと、また難しく聞こえてしまうかもしれませんが、この間たった数秒で印刷が開始します。
現在私は古いWin互換機(クラシックペンティアムと言うらしい)を使っている為、基本的にWin互換機での話となってしまいますぅ。しかしマッキントッシュでもこの方法は使用できます。さておき、私はブラウザに「ネットスケープ(以下ネスケ)」を、エディターに「秀丸」を使っています。
そしてマウスはほとんど使いません。マウスを使わない事で、かなり能率良くコンピューターを使えます。キーボードから指を離してマウスに右手を移動するだけで、ロスが発生します。またマウスからキーボードに指を戻す時にも、目線も含め不必要な動作をしないといけません。キーボードでマウス代わりをするにはショートカットを覚えないといけないのでそちらの方が大変と思われるかもしれませんが、私も多くのショートカットを使っている訳ではなく、基本的なショートカット以外は知っていません。しかしそれで充分事足ります。今回の手順のショートカットは最後に記載しています。
まずネスケですが、通常画面を4つほど開きながら(Ctrl+N)、各画面で新聞各紙を読んだり、検索や読み込みをしている間の待ち時間に、違う画面で記事を読んだりしています。その裏で別のソフトを立ち上げ別の作業をしているのがほとんどです。さすがに新聞は印刷せずにしゃかしゃか読み飛ばしていますが、面白い記事があった場合は印刷の手順をする為に指が勝手に動き出します。
印刷したいページがほとんど文章中心の場合、ざっと見渡した後、いきなり「全てを選択」(Ctrl+A)、つまりキーボードの「Ctrl」キーと「A」キーを同時に押します。これで通常画面が白黒反転された状態になりますので、ここで「コピー」(Ctrl+C)を押すと全文がコピーされます。
そしてエディターである「秀丸」を立ち上げます。この秀丸は良くできており、常駐秀丸モードの「瞬間起動」と言うのがあり、任意のキーで瞬間に「秀丸エディター」が立ち上がるよう設定できます。立ち上がるのに1秒もかかりません。そして、次は「貼り付け」(Ctrl+V)で先程のWebページが一気に秀丸に移動します。
Webの記事をそのまま印刷して良いのですが、ここで整形に入ります。私は秀丸上で自分用の整形を一気にしてしまうマクロ(手順)を組んでおり、整形の為の任意のキー(Ctrl+5など)を押すだけです。しかしマクロの組む時間のない方は、マクロライブラリーから整形のマクロを入手すれば良いでしょう。秀丸マクロライブラリーを見ると、似たような整形マクロで「quote.mac for 秀丸」と言うのがあります。これは「整形・連結・引用 」をフレキシブルにできるマクロで「NIFTY-Serve FWINAL MES 19」にあります。Web上「Vector Software Pack(http://www.vector.co.jp/)」などでも配布しています。
またHTML形式に詳しい方なら「Kodamacro(こだマクロ)」と言うマクロで「タグの除去」をするのも一つの手です。ちなみにこのマクロではWebページが作成できてしまいます。秀丸以外のエディター(VzEditerなど)をお使いの方でもマクロライブラリーやWeb上でこの手の「整形・連結」のマクロは入手できます。検索してみて下さい。
これで無駄なインデントや行頭のスペース、空白文字、改行が一気に無くなり、連結され、通常の新聞記事のように文字だけのさっぱりした文章になります。そして最後の作業の印刷です。これは印刷(Ctrl+P)を押すだけです。紙とインクが無駄だと思うかもしれませんが、時間が有効に使えると共に日本では通信コストもかかってきますので無駄だとは思いません。また私はジュリアードの昨年の図書目録の裏紙などを使用していますので、少しは地球に優しいでしょ。
もしブラウザーのソフト上で印刷したなら、Web上全く同じ物が印刷され、紙、スペース、インク、時間がもったいないだけでなく、フォーマットが各Webページによって違う為に、非常に読みにくくなってしまいます。しかしエディターに移行した後、一番読みやすいフォーマットに整形・変換するので、多少は読みやすくなるはずです。
以上、文章にすると大変そうですが時間にして5秒ほどです。した事と言うのは、
(1)Ctrl+A、 (範囲選択、Ctrl+矢印で部分指定)
(2)Ctrl+C、 (コピー)
(3)任意のキー、(秀丸起動)
(4)Ctrl+V、 (貼り付け)
(5)任意のキー、(整形マクロの実行)
(6)Ctrl+P、 (印刷)
と6回キーを押すだけで印刷が始まっています。以上が基本的な流れですが、Webページによっては表が多かったり、絵や写真が多いページもあります。その時はまた違ったアプローチを取りますが、初級編の方法でも表や罫線などは生きてきます。
以上、かなり主観的なものとなってしまいましたが、各自色々な方法があると思います。チャレンジしてみて下さい。能率よくコンピューターと付き合う事ができるでしょう。また良いアイデアがありましたら、ぜひお教え下さいませ。コンピューターに使われない為にも。
日本人へ海外生活のススメは「Living Abroad #0」、
実際の海外生活の計画の立て方については「Living Abroad #1」、
語学学習法については「Living Abroad #3」、
海外生活の予算の立て方・タイミングについては「Living Abroad #4」、
海外でのコンピューター事情は「Tools #1」、
NYでの住居の探し方については「Forest Hills」で紹介しています。
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