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A truth-is-stranger-than-fiction marvel #1

New Yorkで徒然と気づいた事。誰の為の話でもないけれど。(駄文系)

同じ人間なのにどうしてここまで違う考え方をするのだろうとか、日本で上品とされている行為がニューヨークでは下品な行為になるなど、海外生活は毎日が新たな発見と学習の日々です。何が日本と違うのか、NYに住んで気づかされたこと、New Yorkerと呼ばれる人達についてよもやま話です。

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どこか違う?(駄文系)

大きい?小さい?

牛乳のパックがHalf Galon(1.89L)、家族は1Galonの牛乳を買う。

人が大きい!日本の男性よりこちらの女性の方が大きくたくましい。

なんでも高さが高い。ドアのノブ、キッチンの洗い場の位置、便器の位置、戸棚、アメリカ人って大きいねんなぁ、と改めて気づかされます。

写真のサイズが一回り大きい。いわゆるポストカードサイズと言われる大きさ。これに馴れると日本の写真を見た瞬間、これは写真じゃない、と思ってしまう。また、こちらはダブルプリントと言って1枚の現像の値段で2枚焼いてくれる。No Choiceである。旅行に来た時はぜひこちらで現像して迫力を感じ取って欲しいものです。32枚で$10(?)ぐらい。翌日仕上げの所も多いのでホテルで尋ねてみては。問題は写真が大きすぎて日本のサイズのアルバムには入らない事。現像ついでにアルバムも買って帰って下さい。ダブルプリントの2枚目は、切手を貼ってポストカード代わりに送るのも可能です。

The New York Timesなど新聞がやたら分厚い。特に、感謝祭やクリスマスといった祝日の新聞は厚さ5cmを超えて、かなり重たい。デリバリーする人は大変である。あの新聞を全部読んでいる人はいない筈。

珍しく小さいと感じるものは地下鉄に乗る時の改札。改札はトークンかメトロカードを入れて、ガチャンコとターンバーを回転させて入るのだが、その入り口が異常に狭い。荷物のある人はサービスドアから出入りできるのだが、大きな体の人はそこから出入りしているようでもないし・・・。どうしているのか不明。

葉書も小さい。

りんごも小さい。しかし安い。12-3個ほどで$1.5だった。





食べ物

マクドナルドのお得なセットのコーラとポテトの量が異常に多い。ちなみに一番安いセットはダブルチーズバーガーセットで、チーズがダブルかと思うが、チーズバーガーが2個に、ポテト、コーラについてきます。チーズは日本のチーズと違い、オレンジ色でコクがあっておいしいと思う。

マクドナルドの入り口に「No Solicit」(勧誘するな)と書かれたシールが貼っています。ようは、ホームレスの人がマクドナルドの入り口で紙コップを持ってお金をせびるのを禁止すると言った意味ですが、こんな注意書きは日本では見ませんよね。New Yorkだけかと思っていたら、フロリダのきれいなマクドナルドでも貼っていました。

ご存知の通り、果物、野菜などピーマン、なすは馬鹿ほど大きく安かったりする。しかし、味はない。ピーマンはフランス語、英語ではGreen Papperです。ピーマンはPepperの種類で唐辛子なのですね。今ごろ納得しました。なすも英語でEggplantってふーん。味は紙の味がします。

肉が異様に安い。ある人が言っていました。「貧乏人は肉でも食っとけ!」

「どえりゃーラーメンが食べたいだがや!」と言う時に、Chineseレストランでラーメンを注文してもイマイチ。こういう時は「ウォントンスープ with ヌードル」と注文すると安くてあっさりしたラーメンが食べれます。それでも、日本のラーメンが無性に食べたくなりますよね。

スーパーでは入り口の脇においているクーポン付きの新聞は必須。また、売り切れになっていたらレインチェックを貰います。キャッシャーでは必ずワゴンから商品をベルトコンベヤーの上に自分で乗せないといけない。なぜ日本式の「カゴごと乗せるシステム」を導入しないのだろう。買う量が多いからだろうか。

アパートの台所や洗面台の蛇口には、通常金網のフィルターが付いています。なかなか外しにくいですが、外してみるとゴミがいっぱい。水の出の悪い蛇口が一気に良くなるのと同時に、生水を飲む恐ろしさに気づかされます。料理店で出てくる水は生水である事が多いようです。私達は使い捨ての簡易ピッチャーのBrita($15ぐらい)を使っています。

アメリカのすし屋では「カリフォルニア・ロール」と言う巻寿司がポピュラーです。これはアボカド、カニ、きゅうりなど海苔で巻き、ごはんで裏巻きにすると言う荒技な寿司です。さらに外側になってしまったごはんの部分にごまやトビ子まぶしています。この海苔をごはんで巻くと言うのも無茶にもほどがありますが、実は大変美味。アボガドの柔らかさと独特のにおいがキュウリの堅さとカニとあいまって、コンビネーションは絶妙!誰がアボガドとかにを巻くと言うことを考え出したのか感心するばかりですぅ。

ちなみに「ニューヨークロール」と言うのはサケの皮とネギを巻いたもの、「ワシントン・ロール」はアナゴとシソ、キュウリの巻き物だそうです。






外食

国連があったり、世界中の人が集約されて集まっている事からか、New Yorkには世界各国のおいしくて有名なレストランが腕を競い合っています。ファーストフード、高級店、デリのランチ、ピザ屋、ダイナー、ベンダー(屋台)のシシカバブー、Chinese,Mexican,Itarian,Korean,日本料理屋・・。ある意味ではもっともNew YorkらしいMulticultural(多文化)な一面と言えるでしょう。

軽食は、ハンバーガー、ピザ屋、チャイニーズにどうしてもなってしまいます。マクドナルドの量は日本とは大違いですので、大食いになる事は間違いありません。私はセットを全部食べきった事が一度もありません。毎回ポテト、コーラを残します。ハンバーガーのウェンディーズ等は、トマト・レタスなど入れるものを指定しないと、パンとハンバーガーになりますので注意が必要です。ダイナーなどのハンバーガーは当たりはずれが大きいです。

NYのピザは大変有名です。大きさ、値段、味ともに絶品と言えます。特に値段に付いては、両手で持てない大きさのピザが$1の所もあります。ネイティブの食べ方は、まず半分に折って先を斜めにして油をとろとろと流します。次に広げてピザの表面をナプキンで丹念に油を拭き取ってから、再度半分に折って食べます。ようは油が結構使われていて、その油をきってから食べると言う事でした。

チャイニーズはよくお世話になるのですが、98年5月、近所のお持ち帰りの中華ランチで食中毒にかかり一週間何もできない事がありました。それ以来、人に誘われると行く程度で、自分からはチャイニーズに行かなくなってしまいました。 (詳しくはEnglish PageのBeware of Chinese Shrimpご参照) 友人の中国人に聞くと、どんな高い中国料理店に行っても、Bad Dayに当たったらBad Luckだと言う、訳の分からんことわざがあると言っていました。要は、中国料理店は不衛生な店が多いとのこと。中国人も魚、エビを店で食べる時は店を選ぶとの事でした。みなさん気をつけましょう。Dim Sum(飲茶)おいしいですけどね。

ダイナーのモーニング、ランチは、安い上にボリュームたっぷりです。朝から卵3個分のオムレツに、ソーセージかハム、ポテト山盛り、パンお替わりし放題にオレンジジュース、コーヒーがついて$4といった案配です。コーヒーに至っては$1とかで、チップをどう払えば良いのか未だに悩みます。

私はあまりレストランを利用しないのですが、おいしい店とおいしくない店のあたりハズレは結構大きいです。無難な注文としては、パスタ関係、ハンバーガー関係でしょうか。食べ終わった後、食べ物が残った時は、"Doggie bag please."で持ち帰り用のコンテナにつめてくれます。多くの人がお持ち帰りをする為、お店の人も嫌な顔をしません。

注意する事は、支払いの伝票が適正なものかどうかと言う事です。日本料理店でも倍の値段を吹っかけられた事があり、チップを少な目に払ったら文句を言われた事があります。日本人は伝票を確認しない為か、吹っかけられる事もあるようです。また、勝手にチップが合計に含まれている時もあるので要注意。(違法だそうです。)




メディア

夜間の台風中継を軍隊が使う暗視カメラで中継していたのは驚いた。日本の報道局が使い出すのも、時間の問題でしょう。暗視カメラのおかげでTVレポーターが真っ暗な中、原稿も読めない状態で報道してました。(照明をたくとハレーションで暗視カメラの画素が焼き付くため) TVリポーターは真っ暗で何も見えてないけど、私達はブラウン管を通してレポーターから遠くの海の波までくっきり見えてました。

野球中継でFox TVなどがよく使っている「キャッチャーカム」と呼ばれるキャッチャーのユニフォームについているカメラがTV中継で使われていますが、あれは、日本でも使われているのだろうか。臨場感たっぷりです。

TVの番組が時間ぴったりに終わる。しかし、次の番組は時間より早く始まる。例えば、NBC4chの10:00PM-11:00にERというTVドラマがあるのだが、10:58ぐらいに本編が終了し、スタッフロール(出演者とかディレクターのクレジット)が流れ出た瞬間に、その画面は右端5cm×5cmぐらいの幅になり、いきなりNBCのNews番組が始まり出します。音声もNewsに変わっており、最後の音楽を聴いて余韻にひたる事は出来ません。気が早いというか、大雑把と言うか、Frank Zappaと言うか。UPNch9chはスタッフロールが下5cmぐらいで流れて、Newsが始まるためディレクターの名前などを読む事は不可能です。

見るチャンネルによって天気予報が違います。Ch2は明日夕方から雨だと言う。Ch4にすると午前中雨で午後から晴れると言う。Ch7は曇りだが雨は降らないでしょうと言う。傘を持っていこうか悩むのであるが、New Yorkerは傘を持ち歩かない。雨が降ったらタクシーか地下鉄に乗るから傘を持たない。例えば、朝起きて窓から外を見ると雨っぽいのだが、誰も傘をさしていない。傘要らないや、と思い外出すると、出た瞬間すごい雨。彼ら彼女らはびしょぬれになるのは平気なのか?

各TV局で新型ヘリコプターの導入合戦が行われてます。ABC7chやFOX5chはヘリを2台持っている事が自慢。CBS2chは97年、赤外線カメラ付きの新型ヘリを導入し夜間の中継に威力を発揮しています。98年にはNBC4chが赤外線カメラ、デジタルマッピングシステム(?)、Silencer(消音装置)付きの高速ヘリが導入したとじゃんじゃか宣伝しています(このヘリは98年12月に池に墜落した!)。その中、確かUPN9chは「No Chopper(ヘリは持っていない), but Good Footwork(?)」とか言うCMを夜中に流していました。マンハッタンで事件があると、上空には多くのヘリがホバリングしています。

こちらは航空管制法の違いか、とんでもない所をとんでもない高さでヘリコプターが飛んでいて驚かされます。国連の脇からはひっきりなしにヘリコプターの発着を繰り返します。年に一度ほど、ヘリが着陸失敗しイーストリバーに沈んでいます。

FM局が多すぎてアナログチューナーなどメモリーのないラジオは、お好みの局を探し出すのが大変。ぜひメモリー付きのデジタルチューナー付きのラジカセなどを買いましょう。

ビデオデッキの倍速モードはSP(通常)/SLP(3倍速)/LP(2倍速)と3倍速モード以外に2倍速もついている。噂によるとアメフト用に2倍速モードがあると聞いたのですが、よく解りません。

夜の11時のNewsを夜中2時頃、Rebroadcast(再放送)している。Newsを再放送するって言うのもどうかと思うのですが・・・。ケーブルボックスのない人には良いのかな?

土曜のお昼12時からあの「Soul Train」が見れるのですが、見れば見るほど不思議な番組です。一時間番組で土曜のお昼どき、ただ音楽に合わせて踊るだけの番組。特にメッセージがある訳でないし、外はお昼間で明るいのにTVのブラウン管の中では、とりつかれたように踊っている人達。踊っている人達の中には日本人っぽい女性レギュラーダンサーもいます。声は一度も聞いたこともないけれど日本人に違いない!不思議な番組なのである。スポンサーは「Hotel Nikko at Bevery Hills」となっているけど日航ホテルのことか?




全くの私見です。


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