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A truth-is-stranger-than-fiction marvel #2
New Yorkで徒然と気づいた事。誰の為の話でもないけれど。(駄文系)
「New Yorkはアメリカではない。しかしNew Yorkの存在しないアメリカはない。」とよく言われます。確かにNew Yorkはアメリカの一部ではありますが、ただの都会でもあります。まるで香港や東京のような。何が日本と違うのか、NYに住んで気づかされたこと、New Yorkerと呼ばれる人達についてよもやま話です。
[ 公共機関 ] [ 文具 ] [ 単位 ] [ その他もろもろ ]
- ■公共機関
- Manhattanの地下鉄は確かに便利。時刻表は存在するが、誰も信じていない。たまに普通電車なのに停車駅を飛ばす時さえある。急行電車なのにしょっちゅう各駅停車で走る。工事でよく停まる。走っている最中に電気が消える。車両丸ごと電気がついてない時もある。
- おもちゃ売り・アコーディオン弾き、トランペット吹き・ダンスグループ・$1チョコ販売・勝手に人の絵を描きその絵を売りつける脅迫画家・募金・牧師でもなさそうな人の説教まで、良くぞここまで色々な人が地下鉄で商売するものである。
ManhattanからQueensへの地下鉄はUptown行きかDownTown行きか、馴れてない人は迷う。
- バスも渋滞さえなければ楽しい。こちらも時刻表が存在するが、誰も信じていない。バスを30分待つが来ないのでタクシーを捕まえた瞬間、同じ路線のバスが3台一気にやってきたりする。しかも、そのバス3台、終点が一緒なので競争し始めたりして・・・。
- 悪名高かった地下鉄、今はかなり安全。もちろん路線、時間によります。それより地下鉄の駅で待っている時や乗換えの移動中に危険を感じることはあります。基本的に人が多くいる所や、車掌のいる真中の列車に乗るようにしています。
- 車での移動でEZ-Passと呼ばれる高速料金を自動的にセンサーで引き落とすシステムは素晴らしい。EZ-Passの料金ゲートでは渋滞がない。日本でも試験的に始まっているようだがこちらではあちこちで見かける。
- こちらの道路の方向標識(空港はこっちの方向とか)は、不親切に思えるのですがどうでしょうか。YAOHANから帰ってくる時に良く間違えて全然違う方向に行ったりしてしまう。私達に問題があるのか、方向標識に問題があるのか・・・。
- 有名なイエローキャブ。一度、East Riverの下のMidtowm Tunnelで、乗っていたタクシーで接触事故があった。そのタクシーは私達を乗せたまま当て逃げをし、まんまと逃げきった。おいおい。
- ターバンを巻いた運転手のタクシーは速いらしい。しかし英語は喋れない。
- 「鉄道は暇な人間が利用する古き時代の乗り物」と言われているらしい。
- バスなど公共機関が身体障害者にやさしい。特にマンハッタンのバスには、車椅子用のエレベーターがついていて、運転手がフルサービスで乗せてくれる。老人が乗ってくる時もバスのサスペンションのエアーを抜いて、乗車位置が低くなる。また、多くの公共的な建物の階段には車椅子用のエスカレーターがついている。日本はまだまだ身体障害者にとって後進国である事に気づく。しかし、地下鉄ではおじいちゃん、おばあちゃんに席を譲るシーンは見かけれない。残念。
- ■文具
- こちらの紙のサイズはLetter Sizeと呼ばれる横に長く縦に短いサイズ。来た当初ずんぐりむっくりして奇妙だったが、今は日本のA4サイズはひょろっとして頼りなげで気持ちが悪い。
- ノートの紙の質、消しゴムの質はかなり悪い。譜面を書く時は、日本の譜面帳、日本製のケシゴム、日本の鉛筆をわざわざ使います。こちらの消しゴム、鉛筆を使うと、すぐにノートの紙が破けます。紙質や裁断方法が劣悪なハードカバーが平気で売られている。因みにシャーペン(英語ではMechanical pen)はあまり普及していません。
- アメリカ人の字は本当に汚い(読めない)。
- 譜面は汚い人ときれいな人の差が激しい。きれいな人は大変几帳面な譜面を書く。Pierre Boulezの譜面は驚異としか言いようがない(フランス人だけど)。譜面、指揮、作曲は性格を表していると思っていたが、Boulezと仲の良い作曲教授によると、Mr,Boulezは変な人ではないとの事。
- よく聞くSocial Security Cardですが、ただの名刺サイズの薄っぺらい青い紙きれです。Social Security Officeから送ってきた注意書きには「ラミネートしてはいけない」と書いてましたが、ラミネートしているネィティブもいます。Staplesやスーパーで$1ほどでラミネートキットを売っています。
- ■単位
- 単位の違いにも泣かされます。ほとんどがメートル法なのに、何故こんなややこしいシステムを平気で使っているのだろう。インチ、フィート、マイル、オンス、パウンド、ガロン、クォート、エーカー、お互いに関連していなかったりする。ちなみに視力20/180って日本のどの程度?
- コロンビア大学の病院で風邪のとき、医者に「100度超えてないから大丈夫」と言われ、更に頭が痛くなった。華氏32Fが摂氏0℃で氷点、華氏98.6℃が摂氏37℃で体温、チップは15%程度で、保険制度が無いから、ぶつぶつ・・・。
- サマータイムって便利なような不思議なような。サマータイムから変わる前後はみんな混乱している。しかも、公共の時計さえずっと直されずにそのままだったりする。家中の時計を直さないといけないので面倒でもあるけど、合理的なアメリカ人らしいような気もしたり、しなかったり。もともと夏季の長い日照時間の有効利用と資源節約を目的として採用されたそうな。しかし、アリゾナ州、ハワイ州、インデアナ州や一部の地域では、サマータイムを採用していなかったりするのはどういう事なのだろう。(祝日も州や学校によっても違ったり。)
- サマータイム以外にも、アメリカだけで5つの時間があり、NYで昼12時がロスでは朝9時である。ビジネスの電話では、営業時間を確認すると同時に、どのエリアかも気にしないといけない。ふー。
- ■その他もろもろ。
- いつまでたっても回転ドアーに馴れない。とほほ。(寒い冬に建物の暖かい空気が逃げないようにと回転ドアーの所が多いとか)
- 日本ではごく普通の「銀行の引き落としシステム」。こちらは引き落としのシステムがありません。クレジットカードの使用後の支払、家賃、電気代、電話代、給料に至ってもすべてがチェック(小切手)での支払いです。月末になるとこの小切手の作成で時間がつぶれます。あっという間に100枚の小切手帳を使い切ってしまいます。なんで、引き落としがないのだろうか。
- 郵便局で小包を送る時は「手紙は入っていない」としっかり言いましょう。手紙入りだと一気に値段が高くなります。特に日本へ送る時は。
- 郵便物が宛名なしでも届く。Zip Codeが正確に記入されていると宛名があっても無くても郵便物は届くようだ。ダイレクトメールに至っては宛名は「Resident(居住者の人へ)」とか「Car Lover(車の愛好家の人へ)」だったりする。
- 郵便切手のデザインが素晴らしい!アニメシリーズから始まって、世界の指揮者シリーズ、有名ジャズメンシリーズ、ジェーム・ディーン、マリリンモンロー何でもあり。切手マニアは喜びそうだ。切手はステッカーになっていて貼るのはラクチンだけど、偽造とか問題はないのかなぁ?
- 多くの物が使い捨てです。食器、スプーンなどは勿論、食事用のトレーまでが使い捨て。おしぼり、テーブル拭きなどもキッチンペーパー。アメリカらしい合理主義でしょうが、「もったいないおばけ」がアメリカにいない事だけは間違いない。
- 金髪っていまだにすごいと思う。何と言っても髪の毛が金色。くりびつてんぎょう(びっくり仰天)。
- New Yorkerは意外と列に並び辛抱強いように思える。日本人が列に作って食べ物屋で待ったりする光景はお馴染み。しかしNew Yorkerも結構ならんで待っている。すし屋YAMAなんか極寒の中、1時間待っていたりする。
- 新年が始めると、あちこちにクリスマスツリー(もみの木)の残骸が捨てられます。その量がハンパはありません。捕鯨についてあれこれ言うなら、紙や木の無駄遣いを少し考えた方がよいと思うのですが。
- New Yorkでは、通常アパートの家賃に光熱費のガス、水、温水が含まれています。それゆえに、みんなガス使い放題。かく言う私も日に2回ふろに入り、お湯使いまくってますけど・・。
マンハッタンはお手洗いを探すので苦労します。防犯上の問題の為、使えるお手洗いが結構かぎられています。マクドナルドや普通のお店、図書館のトイレなども普段が鍵がかかっていて、店員に申告して鍵を借りないとトイレが使えなかったりします。マンハッタンの使いやすいお手洗いは、大きな百貨店(Henri Bendel, Bloomingdales, Saks 5th Ave,Barney'sなど)やBarns & Noble(本屋)、Starbucks Coffee(コーヒーバー)、紀伊国屋のお手洗いと言った所でしょうか。聞いた話ですが、ある雑誌にマンハッタンのトイレ地図が載っていたそうな。欲しいっ!
私はパーマをかけないのですが、日本人がアメリカのヘアサロンでパーマをかけると決まって失敗するそうです。髪の量が少なく最初からパーマ気味のアメリカ人と違い、黒髪は量も多く硬く見えるので美容師がパーマついついを強くかけてしまうのだとか。そこで日本人達でパーマをかける人は日本人の髪質を知っている日系の美容室に行く事になるとのこと。
NYで市営の救急車を一回呼ぶと最低料金は$350です。これはNY市が制定している値段ですので民間の救急車を呼ぶとあっという間にお金が飛んでいきます。必要以外に呼ぶと罰金もかかります。
全くの私見です。
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