- ■ニューヨークの美術館・博物館の周り方
- ニューヨークには多くの有名な美術館や博物館があります。そしてこれらの美術館などには、教科書でおなじみの絵や彫刻などが大量に存在します。ある意味で、これらの美術品の豊富さはアメリカの億万長者達がお金で芸術品を買いあさった「略奪の歴史」と言う見方も出来ます。 さておきマンハッタンのあちこちに美術館などは存在しますので、気軽に有名な美術品などを楽しむ事が出来ます。しかしいくつかの有名な美術館はアメリカンサイズで一日が簡単につぶれてしまうほど超巨大です。肉体的にも感性的にもヘトヘトになるので、美術館を一日一ヶ所以上回るのは相当の覚悟が必要となります。 まずおススメできる美術館の楽しみ方として、個人で見る前に「美術館主催のガイドツアー」に参加する事です。通常は無料でガイドをしてくれる人もボランティアだったり、うんちくのあるおばぁちゃんであったり、丁寧な英語で愉快に楽しく教えてくれます。しかも一番良いコースと作品を選んでくれますので、短時間で能率良く見所を廻れます。 ガイドツアーの時間が待てない方には、他の旅行者のツアーなどについて廻るだけでも、能率良く美術館を回れます。有名な美術館などではちょっとゆっくり廻っていると、多くのツアーの旅行者達がツアーガイドの簡単な説明と共に駆け足で追い抜いていきます。偶然日本のガイドツアーに遭遇すると日本語で説明が聞けます。 そこでまずそのツアーガイド付きのツアーにくっ付いて行って、大まかにその美術館を周り、全体を把握してから、再度ゆっくり一人で廻ると、能率良く全体が把握できた上で廻る事が可能となります。 また美術館ではフロアマップを必ずもらいましょう。多くの美術館は相当広いです。美術館も通常、年代別や地域別に工夫して展示していますので、フロアマップで今、自分がどの時代に位置しているかなどが一目瞭然で順番に廻れます。有名な美術館では日本語によるフロアマップを用意している所もありますので、チケットを購入した時に尋ねてみましょう。 そして美術館のガイドブックがあれば楽しさも倍増します。どの作品がメインで、その作品の時代背景や文化的背景など見方が写真付きで説明されていますので、自分の芸術価値観と比較でき楽しいです。一番良いのはその美術館が販売している公式ガイドブックですが、日本で売られている「美術館別の小雑誌(講談社の世界の美術館など)」も良く出来ています。これらのガイドブックがあれば、美術知識がない人でも一気に楽しく美術品が鑑賞可能と相成ります。
- ■ニューヨークの美術館
- ニューヨークの多くの美術館は意外と狭いエリアに固まっており、結構お気軽に立ち寄れ、作品も古典から現代まで能率よくお手軽に見回れます。日本と違い、有名な作品でさえ無防備にロープもなければガラスでも覆われておらず、目の前で生の作品を楽しめます。しかも入場料は安く、多くの美術館では入場料無料の時間が存在します。学校や仕事帰りにふらっと美術館に寄れるこの素晴らしさは、ニューヨークならではの贅沢な楽しみ方なのかもしれません。 こちらの美術館は有名な所でも、美術館自体を1〜2週間平気で閉館したり、展示作品入れ替えの為に一部を展示中止にしたりします。常設展以外に特別展があるような美術館やギャラリー的要素の高い美術館、特にグッゲンハイムやホィットニー美術館は要注意です。電話で開館しているか確認した方が良いでしょう。私もよく騙されています。通常は月曜日が休館日。また多くのギャラリー(美術館ではなく画廊)は7月8月と閉館しますので注意が必要です。 有名なマンハッタンの美術館のいくつかは「ミュージアム・マイル」と呼ばれるセントラルパークのイースト側 83丁目付近に集中します。メトロポリタンの北側にグッゲンハイム美術館、国立デザインアカデミー、クーパー・ヒューイット美術館、ユダヤ美術館、南側にはホイットニー美術館、フリックコレクション、そしてその近辺には多くのギャラリーが存在します。 またソーホーを中心として、グッゲンハイム美術館別館、新現代美術館、アフリカ美術館、オルタネーティブ美術館、そして多くのギャラリーがあり、その他はマンハッタン各所に散らばっています。 これらの美術館情報の入手に役立つのが「Museums New York」と言う小冊子。NYの美術館の情報はこの本が一番情報量が多く、ほとんどの美術館はこの本に全面の広告を載せている事より最も公式に近いガイドブックです。定価は$4.95ですが、ABC Home(19St B'Way)の1階 Information では時々無料で分けてくれます。美術情報誌については NY音楽情報 #1 -英語のエンターティメント・ガイド- ご参照。
◆観光として最低限押さえておきたいのは、やはりメトロポリタン美術館と MoMA でしょう。
◆ニューヨーク在住の方で、美術館全体の雰囲気を楽しみたいのであれば、フリック・コレクション、ピアモント・モーガン・ライブラリー、イサム・ノグチ庭園美術館、クロイスターズ、ブルックリン美術館が私は気に入っています。
◆近代・現代アートな方は、MoMA、グッゲンハイム美術館、ホイットニー美術館。
◆前衛実験的な方は、PS1、DIA Center、新現代美術館、ソーホーやチェルシーのギャラリー。
◆アンチヨーロッパな方は、ホイットニー美術館、国立アメリカン・インディアン博物館、アフリカ美術館、
◆お子様づれの方は、アメリカ自然史博物館、国立アメリカン・インディアン博物館、セントラルパーク動物園、ブロンクス動物園、ニューヨーク水族館、クロイスターズ、ブルックリン美術館+ブルックリン植物園、フォーブス・ギャラリーズと言った所なのでしょうか。 くれぐれも主観的なものと言う事で・・・。
さて今まで行った美術館などを簡単に列記です。おススメ印は、私が訪問した時点での個人的、主観的な評価ですので、余り参考にならないかも。★★★★★の美術館は複数回訪問済み、メトロポリタンや近代美術館は共に数十回以上は訪れています。自分で言うのも何ですが「それにしてもよく行っているなぁ」。三大美術館(メトロポリタン、パリのルーブル、大英博物館)とアメリカの四大美術館(メトロポリタン、ワシントン国立、フィラデルフィア美術館、ボストン美術館)は知らない間に制覇していました。美術の知識はありませんが、目は肥えたはず。
- ◆メトロポリタン美術館(メット=美術品全般)
- ご存知、四大美術館のひとつ。超巨大美術館で一日でも廻るのは不可能。ガイドツアーに参加してから2-3日かけて廻る事をおススメします。既に20回以上訪れていますが、未だに廻った事のない部屋が存在します(たぶん)。18ある部門それぞれが一つの独立した美術館と思った方が良いかも。所蔵点数330万点、年間入場者500万人、開設130年、敷地15万u。さらに別館としてクロイスターズ(マンハッタン北)もあり。 忙しい方は、まず2階の13〜18世紀ヨーロッパ絵画の部屋を反時計周り、ヨーロッパ絵画(ゴヤ(20)、レンブラント(15)、ベラスケス(16)、フェルメール(14,12)、ラファエロなど)→19世紀西洋美術(ロダンギャラリーからゴッホ、ゴーギャン、モネ、セザンヌ、マネ、ルノワール、ドガ、クールベ)→日本美術(+楽器)→1階の20世紀美術(ピカソ、マチス、ボロック)→ポップアートなど(ウォーホール、リキテンシュタイン)→ロバートリーマンコレクション(レンブラント、アングル、ゴヤ、ベラスケス)と言った所でしょうか。これでも半日以上かかります。疲れたら1階の大きなレストランで食事ができます。ちなみにニューヨークに来て間もない頃、ここでピアノを演奏してましたなぁ( Barbara and Audience, Thanx a lot ! )。 あまりに広い為、ニューヨーク在住者の方は、メトロポリタン美術館発行の「公式メトロポリタン美術館ガイド(pp.470、値段は$20?)」を購入して時代別にポイントを絞って、時代背景と作品の文化的背景を頭に入れてから何度も訪問する事をおススメします。この公式ガイドブックは良く出来ていて主要作品の写真と説明が載っており、帰国してからも小写真集として役立つでしょう。 教科書でお馴染みの芸術家の作品としては、ゴッホ、ルノワール、ゴーギャン、ピカソ、マネ、モネ、ドガ、ゴヤ、アングル、フェルメール、モロー、クールベ、ロートレック、レンブラント、セザンヌなどなどいっぱいすぎて書ききれないなり〜。日本物は縄文土器から平安時代の「不動明王立像」や「大日如来」、菅原道真物語の「天神縁起絵巻」、葛飾北斎「富嶽三十六景」、尾形光琳の「八ツ橋図屏風」、浮世絵の春画集、日本刀、印篭、鎧兜など。極めつけは近江の三井寺・勧学院の書院の復元。いやはや。日本物の展示は季節毎に変わるので要確認。イサムノグチの水石で静寂を聴くのも良し。楽器は現存する最古のピアノ「バルトロメオ・クリストフォリ」、スピネティーナ、ストラディヴァリなど800点以上が展示。ふぅ〜、ため息ですねぇ。 週末17:00〜にはクラシック演奏あり(ピアノ演奏か室内楽)。ちなみに入場料は入場者の任意で金額を決めます。$10が相場ですが、私はいつも$2。ニューヨーカー達は$1。
5th Ave. 82nd St.(おススメっ★★★★★)
- ◆ニューヨーク近代美術館(MoMA=後期印象派以降の美術)
- メトロポリタン美術館が異常に広いのに比べ、こちらの方が適度な広さで有名な作品が濃縮されて置かれており、時間のない観光客には見やすいのかも。ただし20世紀以前のものはありませんので古代美術ファンはMMT(メトロポリタン)に行きましょう。欠点はいつも観光客で混んでいるので、美術館の雰囲気(落ち着いて絵を鑑賞)を楽しみたい人には不向き。これだけの名作が揃っていたら仕方がないのかも。 能率的な見方は、2階のモネの睡蓮→部屋番号順に1〜17(時計周り)で後期印象派(セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ロートレック)→フォービズム(ピカソ初期)→キュービズム→カンディンスキー、シャガール、モンドリアン、マティス、ピカソ中後期→ダダイズム→シュールレアリスム(ダリ、マグリット)→3階は反時計周りにアメリカ現代(前衛、デザイン)→ポップアート(ウォーホール、リキテンシュタイン、ジャスパージョーンズ)→4階の工業デザイン+建築→1階のロックフェラー彫刻庭園(ピカソ、ロダン、マチス)で休憩(+1階地階の企画展)→MoMAブックストアでおみやげのお買物→ミュージアムストア(道路を挟んで向かい)でお買物。最短でも2〜3時間コース。もっと時間がない人は2階だけ見ると言う究極技も。ピカソはあちこちにいっぱいあるので見落とさないように。 通常の美術品以外に、工業デザインや建築、写真、工芸などアートとされていなかったビジュアルアートも積極的に注目した事でも有名(4F)。地下では現代映画、実験映像などの公開も積極的に行っており、日本の映画作品(伊丹十三や森田芳光など)が見れたりします。また音楽では、「JAZZ at MoMA」と言うタイトルで毎週金曜日夕方5:30〜8:30、夏には「サマーガーデンコンサート(現代音楽)」が毎週末行われており、強力におススメ。近代以降の「芸術発信型の美術館」と言ったところでしょうか(→詳しくは【 NY音楽事情 - NY Music Scene #3 -】をご参照)。 教科書でお馴染みの芸術家としては、ゴッホ「星月夜」、ゴーギャン、ピカソ「アヴィニョンの娘達」、セザンヌ、ドガ、ルソー「眠るジプシー女」、ロートレック、ムンク、ロダン、マティス、シャガール、ミロ、ダリ、モネ、ウォーホール、リヒテンスタイン、などなど多数。ポップアート好きな方はMoMAとホイットニー美術館は最低限押さえておいた方が良いかも。 なお、金曜 4:30pmから8:30は任意払い(通常$9.5)で無料でも入場可能です。入場料は$9.5.
53St. bet 5-6Ave(おススメ★★★★★)
- ◆グッゲンハイム美術館(印象派以降の常設展と近・現代芸術の特別展+かたつむり)
- あのフランク・ロイド・ライト設計の白いカタツムリの美術館。基本的に常設展と特別展の2種類の展示がされています。特別展では毎回テーマが決められ展示される為、テーマによってがらっと違った雰囲気になります。 常設展ではピカソ、ゴッホ、マネ、セザンヌ、ドガ、ロートレック、ゴーギャン、ルノアール、マティス、ルソー、モディリアーニ、シャガール、ミロ、ポップアートなどなどで、1920年以降の現代絵画中心。特にカンディンスキーの収集は世界一。しかしよく貸出しされていたり、一部は展示が中止されていたりする為、入場前に確認した方が良いかも(一部閉鎖の時はチケットブース横にどのセクションが入場可能かを示した紙が貼り出されます。ひどい時はほとんどが閉鎖の時もあり)。 能率的な見方ですが、最上階まで昇ってから降りてくるパターンが最も一般的なのですが、マスターピース(ピカソ多数やカンディンスキー、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ルノワールなど)はタンハウザー・ギャラリー(カタツムリとロタンダの間)に置かれています。カタツムリのスロープでの特別展は、時によって難解な芸術品が多く、タンハウザー・ギャラリーに辿り着くまでに上で疲れてくるケースも有るようです。そこで初めての方はまず Tannhauser4階から2階までを見てから、エレベーターで最上階(第6ランプ)に昇って特別展をぐるぐる回りながら見れば、楽しく疲れずにに見れます。 特別展ではオブジェや作品だけを楽しむのではなく、建物独自が持っている独特の雰囲気や展示方法も楽しみの一つです。それでも偶に「これはちょっとぉ・・・」と思う展示もあります。そのような時は見に来ている人の反応などを見ていると結構楽しめます。ちなみにシュルレアリズム美術など特別展のオープニングセレモニーでは映画関係などの有名人が来ていたりします。おススメできるのがスティーブ・ライヒなどウォークマン片手に見るのも世界に入れて吉かも。 料金は金曜 6:00PM〜8:00任意払い(通常$10)。ここも週末金曜土曜5-8pmにジャズ演奏などが頻繁に行われています。また地下にはディーン&デルカ(カフェ)があり、ゆっくりお茶やマフィンを楽しめます。ソーホーに別館がありますが、特別展がメインとなっています。
本館 5th Ave 88St, 別館B'Way, Prince St.(おススメ★★★★☆)
- ◆クロイスターズ(中世宗教芸術+フランス・スペインの修道院)
- メトロポリタン美術館の別館と位置づけられているが、メトロポリタンとは似ても非なる大変美しい美術館。理由は建物自体がクロイスターズ(僧院回廊)で芸術品、12〜15世紀の芸術的価値の高い修道院や礼拝堂をそのまま南フランスなどから輸入しマンハッタン最北部の丘に持って来て再建、そこにフランス・スペインを中心とした中世宗教芸術品を展示しています。 地下鉄の190St.駅を下車、トライオン砦公園を15分ほど登った丘の上に、この輸入された宗教建造物は建っています。まずトライオン砦公園を歩くだけで、眼下に流れるハドソンリバーと緑豊かな風景に、ここがマンハッタンである事を忘れさせてくれます。そしてクロイスターズに一歩踏み入れると、この丘は地中海文化圏と化します。 建物は前述の通り、複数の修道院や礼拝堂をアメリカに持って来ている為、ロマネスク様式・バロック様式の建物自体が展示物です。内部に入ると回廊だけで3つ、礼拝堂やホール、ギャラリーが15室ほど、そして9-16世紀の貴重な小芸術品を収めた「宝物室」があります。 能率的な見方は受付で必ずフロアマップをもらい、1階から半時計周り→キュクサの回廊→地階→宝物室→2つの回廊→ハーブの薬草園で休憩→ミュージアムショップ、でしょうか。全室廻ると最低でも2時間はかかりますが、建物自体が宗教的な落ち着きを与えてくれる為、全然疲れる事はありません。ハーブがメインの薬草園があるなど心に安らぎを与えてくれます。中には瞑想をしたり、スケッチをしたり、本を読みに来ているニューヨーカーも見る事ができます。 宗教的な知識は一切持っていなくても、俗世を忘れてタイムスリップする事ができます。ニューヨーク在住の方、特にお忙しい方には、本当におススメです。ハーブの薬草園で日光浴しながら、ゆっくり本を読むのも良いかも。見所としては建物以外にもユニコーンのタペストリーやステンドグラス、宝物庫にある細工品や挿絵、そしてクロイスターズの十字架などと見る物はいっぱいなり。 ちなみに入場料は入場者の任意で金額を決めます。$8が相場(Suggestion Price)ですが、$2〜ほどでもOK。なお暗くなるまでにこの美術館は出ましょう。帰り道の公園を暗くなってから歩くのはかなり危険です。午前中から訪れ、お昼は公園でマスタードたっぷりのホットドッグをほおばるのも吉。
Fort Tryon Park,マンハッタン最北部(おススメっ★★★★★)
- ◆フリック・コレクション(初期ルネッサンスからロココ期、19世紀末の絵画+調度品、建物)
- 美術愛好家の実業家フリック氏の個人コレクション。絵画もすごいですが、建物と調度品がかもしだすいかにもヨーロッパ、ロココ調独特の雰囲気が私のお気に入り。もともとフリック氏の私邸で、本人の趣味で選んだものが美術館となっています。絵画は14世紀、初期ルネッサンスから19世紀末がメインですが東洋風のもの(?)もあります。 能率的な見方は入り口でもらえるパンフレットに番号が振っており、その順に廻ると良い。基本的に中庭の噴水を中心に時計回りが順路。大きくないので2時間ほどで全てが鑑賞可能。ここは絵画だけを楽しむのではなく、屋敷全体の雰囲気が楽しめVery Good!おススメです。 教科書でお馴染みの芸術家としては、ルノアール、ゴヤ、レンブラント、ミレー、ドガ、コロー、ベラスケス、アングル、シャルダン、フェルメール、リモージュのエナメル工芸のコレクション、パイプオルガンもあり。この美術館では定期的に演奏会あり。
5Ave bet 70-71St.(おススメっ★★★★★)
- ◆ホイットニー美術館(20世紀アメリカ現代美術)
- 20世紀アメリカ国籍のアーティストのみの美術館。主に企画展で構成され、定期的に展示物を入れ替えている為、毎回違った雰囲気となります。建物もユニークで引力の法則を無視して、上の階に行けば行くほど面積が大きくなる逆階段状の建物。近くのグッゲンハイム美術館が上に行くほどスパイラル部分が大きくなるのに対抗しているかのように思えてしまいます。 基本的に5階まで巨大なエレベーターで昇ってから、順々に降りてくると言うのが良いようです。注意する点は、5階の奥に小さな階段がついていてMezzanine(中二階)のフロアー(ギャラリー)に気づかない事が多いので注意。私も見逃してしまった事があります。また各フロアーが迷路のようにパネルが組まれている事が多いので、Informationでフロアーマップを必ずもらいましょう。また頻繁に作品入れ替えや企画展の為に、どこかのフロアーが閉鎖、ひどい時には全館2週間ほど閉鎖されていたりする時もあります。時間の無い観光客は、電話で事前に確認する事をおススメします。最短コースで1〜2時間。 企画展中心ですが、ペインティング以外にも写真や映像作品も積極的に取り上げているようです。企画内容によりますが、ペインティングの中に写真などが同列に取り混ぜて展示されているのは、少し残念。ペインティングのモチーフはやはりニューヨークやアメリカの文化に由来する物が多く、ヨーロッパ物との違いが顕著に表れます。19-20世紀にかけてアメリカがヨーロッパの模倣から脱皮して、アメリカの独自のアート・文化を創っていっていく過程がよく解ります。個人的には後期写実主義から抽象表現主義(?)に移行する時代などは興味深い物です。それにしても、フロアーやブースをちょっと移動しただけで、がらっと雰囲気が変わるあの展示方法はお見事。他の美術館に比べてGreedyと言うかSnobbishな(えせインテリ/鼻持ちならない)イメージはありますが。 頻繁にJazzや室内楽のコンサートを開催しています。ホイットニーにあるレストラン「Sarabeth's」のマフィンとオレンジマーマレードは有名。もともとペストリー屋さんだったそうな。休憩がてらに試してみるのも良いなり。毎月第一木曜 6:00pmから8:00は無料(通常$12.50。値上がりして高いっ!)。またグラセン駅向かいにフィリップ・モリス別館もありますが、展示スペースは狭く、パブリックスペース的な扱いです。
余談ですが、この美術館と私は強烈な因縁が有ります。鬼門と言うか・・・。ここは私にとってあまりに悲しい気持ちにさせる美術館です。過去に3階の階段の踊り場で無性に悲しくなって、涙を出して座り込んでしまいそうになったほど悲しい気分にさせます。理由は分りませんが、悲しい気分の時に訪れてしまう美術館なのかもしれません。階段はジュリアード音楽院の階段と雰囲気が一緒で、建物も階段も含め妙に無機質です。私にとって別れのあるJFK空港の次に悲しい場所です(→わけの分らない話でごめんね)。
Madison Ave 75St.(おススメっ★★☆☆☆)
- ◆クーパー・ヒューイット美術館(装飾美術を中心としたデザイン全般)
- あのスミソニアン協会によるデザイン専門の美術館。デザインに関しては世界最大だそうですが、思ったより広くはありません。建物はカーネギー氏の邸宅(ルネッサンスジョージア様式)で1階は装飾品中心(手工芸品、陶磁器、版画、宝石、金属細工品、ガラス細工品など)、2階は企画内容によりますがデザイン関連を展示。2階に一歩足を踏み入れるとモダンなテザインのポスターなどが展示されていたりします。 ここのミュージアムショップではデザインに関する豊富な書籍の販売があります。それらの書籍やお洒落なデザインの商品を見ているだけでも結構楽しめるかもしれません。しかし建物自体が持つ独特の良い雰囲気と近代風の作品がミスマッチしており、総合的に楽しみたいワタシ的には少し残念。料金は火曜 5:00pm〜9:00pmは無料(通常$3)。
5Ave,91st(おススメ★★☆☆☆)
- ◆ピアモント・モーガン・ライブラリー(中世・ルネッサンスのオリジナル本、美術)
- 銀行家モーガンが個人の図書館として作成。中世の写本や有名作家によるオリジナルの直筆原稿や貴重な本を中心に、ヨーロッパの美術品を展示。ここも建物や調度品、置かれているもの全ての雰囲気が素晴らしい。 1998年には「Settling New Scores / Music Manuscripts From the Paul Sacher Foundation (Swirzerland)」と言うタイトルで、有名作曲家達のオリジナル原譜やオケの指揮で実際使われた譜面、譜面作成用の文具などを展示。ちなみに展示されていた原譜は Bartok、 Schoenberg, Stravinsky, Boulez, Shostakovich, Webern, Berio, John Cage, Elliott Carter等、そうそうたる譜面。
例えばしかもオリジナルで本人のアーティキュレーションの記入入りだったり下書きだったりと、好きな人にはたまらない展示でした。私はお昼12時に入場し閉館時間の6時まで粘り、遂に館員に促されて一番最後に出たほど、感激・感動の展示でした。
Bartok's Music for Strings, Percussion, and Celesta,
Stravinsky's Sacre du printemps,
Mahler's Totenfeier,
Richard Strauss's Metamorphonsen for twenty-three solo stringsなどなど・・・。
36st bet Lexington and Park Ave(おススメっ★★★★★★→星5つが最高なのにもう一つ追加してしまったなり)
- ◆ブルックリン美術館(美術総合)
- ブルックリンにあると言う事で日本のガイドブックからには抹殺されていますが、NYではメトロポリタン美術館の次に大きな美術館、質も大変高い。作品点数は150万点以上(ちなみにメトロポリタンは330万点)。新古典様式の巨大な建物であり、1986年に開館100周年。最低でも半日コース。 もちろんヨーロッパ美術(モネ、ピカソ、ゴッホ、ロートレック、コロー)も優れているのですが、私の好きな場所は5階のロダンギャラリー(58体)、3階古代エジプトギャラリー、1階アフリカ美術がおススメ。特にエジプト美術は有名で世界3位の規模だそうな。日本物は埴輪から時代別の木像、襖絵、写楽の役者絵、陶器など点数も多い。 ここの美術館はかなり独自のカラーを持っています。一般的な美術館に比べヨーロッパ以外の美術品を積極的に取り上げているようです。場所柄もあり観光客がいないので、ゆっくりと落ち着いて回れます。展示方法もゆったりとしていて飽きが来ないようにメリハリが有ります。鑑賞している人も本当に絵を見に来ている人だけですので、私は大好きな美術館。おススメ。 ちなみに私の友人の Mr. and Mrs.Marshall夫婦(実はこの美術館の専属ガイド)によると、毎月第一土曜日だけ夜の11時までオープン、しかも5時以降は入館料は取っていないとの事です。ここもSuggestion Priceは$4ですが、自分で金額を決めます。
200 Eastern Pkwy(おススメっ★★★★☆)
- ◆フォーブス・ギャラリーズ(フォーブス家の個人コレクション)
- 経済誌フォーブスの一族が個人的に集めに集めまくったユニークなコレクション。個人の趣味の度が過ぎたものと言う雰囲気が合ってなかなかよろしい。まぁ普通の美術館や博物館では取り扱わない物ばかりなり。何を集めているかと言うと、古いおもちゃ(1870年代?)や戦艦の模型、ミニチュアの家、何らかの価値のある書類、トロフィー、ロマノフ王朝の秘宝"イースターエッグ"、ゲームモノポリーの歴史的バージョン、そして19世紀ヨーロッパ美術などなど。 上記の通りコンセプトがばらばらですが、億万長者が変な趣味をとことん追求してしまったらこうなってしまったのでしょう。個人的には好きですが、ちょっと私の守備範囲外すぎて価値の良さが分かりませんでした。まず古いおもちゃコレクターの人は寄るべし。古い船の模型は500隻、トイソルジャーに至っては15000体。 しかしもっとも興味深いものは「何らかの価値のある書類」。歴代の大統領の直筆私信から、リンカーン大統領が子供の時にアルファベットを書く練習をした紙、広島の原爆エノラゲイの工程記録、アインシュタインのレポート、真珠湾攻撃時の日本軍の攻撃結果報告書(日本語)などなどどうやって集めたのかよく解らない書類が大量にあります。 他にも色々有るのですが、あまりにてんでばらばらすぎてどう書いて良いものか・・・。とりあえず行くべし。そして伝説のロマノフ王朝の秘宝"イースターエッグ"も話のネタに見るべし。アイデアとしては個人的には好きですぅ。
5Ave,12st(おススメ★★☆☆☆)
- ◆ゲーテ・ハウス(ドイツ関連の美術品)
- ドイツの文化や美術品を紹介する美術館。決してゲーテ専門の美術館ではありません。メトロポリタン美術館の前に位置していながら観光客には有名ではありませんが、落ち着いた雰囲気で気持ち良く鑑賞できる美術館です。古いものからコンテンポラリーものまで展示物は多岐にわたり、常設展はもとより企画展にも力を入れています。特にコンテンポラリーものはドイツ以外の美術も展示もあり特にドイツにこだわると言う訳ではなさそうです。建物自体は大きくないのですが部屋数は意外と多く、美術館自体が気品の高い独特の雰囲気に包まれています。またここは美術以外にもがドイツ文化の資料も充実しており、独自のライブラリーを持っています。書籍以外にも映像や音声の資料も揃えており、時々フィルムの展示も行っているようです。正式名称は Goethe Institut(Goethe House)
5Ave,bet 82 and 83(おススメ★★☆☆☆)
- ◆新現代美術館(新進気鋭のコンテンポラリーアート)
- 正式名称「New Museum of Contemporary Art」。今現在のニューヨークの無名若手アーティストを中心とした現代美術を展示。ソーホーの場所柄か前衛・実験的な芸術品が主。しかし「最近のソーホーの芸術は既に古いスタイルだ」とは画家の友人談。私にはよく解りません。実験芸術が好きな方にはおススメ。ここはキース・ヘリングがマスコミに取り上げられる前に展示を行った事で有名だそうな。またビデオを使った映像芸術にも注力を注いでいるようなり。 1階は特別展として多くの芸術家の作品がごちゃ混ぜに展示。2階はテーマを決めて期間毎に展示。最短30分コース。この美術館の好きな所は地下のミュージアムショップ。現在のアーティストの写真集や作品集が種類豊富に売られています。この作品集などを見ているだけでも充分楽しめてしまいます。日本の芸術家の書籍も若干あり。入館料は$5だそうですが、オークションスタイルでの展示の場合、入館料は払わなくてよいようです(?)。
B'Way S of Houston st(おススメ★★☆☆☆)
- ◆D.I.A. Center for the Arts(最先端のコンテンポラリーアート)
- 今マンハッタンのギャラリー最先端と言われているチェルシー地区にある美術館。アートの為の非営利組織が運営。社会・都市・アートの関係に重点を置いているようです。コンセプトはギャラリーの感覚で、ワンフロアーに一人だけのアーティストの作品が展示。一年毎に作品が入れ替わります。4階建てで屋上にも円形ガラスの巨大な芸術品もあり。屋上からはハドソンリバーの眺めが素晴らしいなり。展示物はやはり前衛実験的(この言葉も死語ですが)なもの中心ですが、決して理解不能と言うものではなく素直に楽しめます。ワンフロアーが一人のアーティストだけの作品であり、雰囲気も含めて総合的に楽しめるので理解不能・難解な前衛芸術に飽き飽きしているような人におススメ。 このチェルシー地区はハドソンリバー沿いであり周囲は倉庫街ですが、現在ソーホーやミッドタウンのギャラリーがこの地区に続々とオープンさせており、第二のソーホーとなる雰囲気。もちろんソーホーに比べるとギャラリーなどは広々としています。街の雰囲気や22nd Street沿いに設置されているオークの木と石柱なども Good。欠点は交通の便が不便で、夜間は注意が必要なり。
22st bet 10and11 Aves(おススメ★★★★☆)
- ◆P.S.1 コンテンポラリーアートセンター(現在進行形の現代アート)
- 正式名称「P.S.1 Contemporary Art Center」。超最先端の現代アートで、企画内容によるが実験的展示物が中心。上記のDIA Centerがギャラリー的雰囲気があるのに対し、PS1はよりカジュアルに現代アートを体験すると言った雰囲気の施設。建物は元学校を利用、結構広く歩き回る形になります。最短半日コース。今、最も面白いと言われているだけあり、週末は人でいっぱいなのが残念。クィーンズ地区にありますが、行く価値は充分あり。屋上からのマンハッタン摩天楼の景色も吉。 展示物は、抽象絵画、写真、彫刻、工業デザイン、実験映像、空間音楽、コンセプト系、偶然系、環境系、イベント系、パフォーマンス系、有形無形もの、中には動物を使ったアートなど何でもあり。アートと日常生活の垣根を完全に無くしている物が多い。かなり自由な雰囲気で、自由奔放と言うか、でたらめを楽しんでいると言うか、洒落がわかる人は行けば愉快で楽しめる施設。ただし展示内容によりますが。美術館と言う言葉が最も相応しくない芸術施設。入場料は自由意志。Suggestion Priceは$4。
22-25 Jackson Ave, Long Island(おススメ★★★☆☆)
- ◆オルタネィティブ美術館(現代アート)
- ソーホーの美術館が集中するエリア(グッゲンハイム美術館ソーホー、新現代美術館、アフリカ美術館)にある現代ものアートを紹介する美術館。実際はビルの4階にあり美術館と言うより、ギャラリーの雰囲気。あまり広くない為、やや作品が窮屈に並べられているのが残念。常に企画展が行われている為、企画内容によって印象が全然違いますが、現代アートの中でも世間うけのしやすそうな作品がメインのようです。周囲に美術館や有名なギャラリーが多く存在する為、若干影が薄い感は否めません。
594 B'Way #402(おススメ★☆☆☆☆)
- ◆アメリカ工芸美術館(現代抽象工芸アート)
- 「革新的・実験的な工芸アート」と言う新たなジャンルを教えてくれる美術館。「American Craft Museum」(工芸美術館)と言う名前からは若干イメージは違うかも知れません。伝統的な芸術品も収集しているようですが、基本的に日常素材から発展した現代オブジェ的な抽象工芸アートを中心として展示。素材は工芸品(テキスタイル、金属、ガラス、紙)ですが、展示物は立派なコンテンポラリー・アート。ほとんどの展示物が企画展として新鋭アーティストの作品となっている事より、訪れるたびにイメージががらっと変わります。地下ではレクチャーやフィルムの上映会なども開催。何か新たな芸術素材を探している人には楽しいのかもしれません。木曜の入館料は任意払い(通常$5)
53st bet 5and6 Ave(おススメ★☆☆☆☆)
- ◆ユダヤ美術館(ユダヤの文化的芸術品、美術作品)
- ミュージアムマイルにあるネッサンス様式の建物にユダヤ人の資料と美術品を展示。もともとはユダヤ教神学校の建物。常設展(4F,3F)と特別展(2F,1F)があります。特別展はユダヤ人の現代芸術家の作品展示や、伝統芸術品をテーマによって展示。 常設展は博物館的色合いが強く、ユダヤ教の祭事の聖具を中心に古代イスラエル時代の芸術品から銀細工、絵画、写真、ヘブライ語の教典、ユダヤ礼拝所(シナゴーグ)の一部、ホロコースト関連の展示、現代ユダヤ人の芸術作品まで、かなりの量があります。最短でも1時間以上コース。 能率的な見方はエレベーターで4階に登り順路に従うと自然と全てが廻れるようになっています。チケットを買う時に必ずインフォメーション「This week at the Jewsih Museum」を貰いイベントをチェックしましょう。ガイドツアーなどの情報が載っています。一番良い見方はジューイッシュ(ユダヤ人)の友人と一緒に廻ると、説明してくれ勉強になります。ユダヤ人の数奇な歴史、中近東などの地理的な意味合い、ホロコースト、同胞意識、ヘブライ語、不屈の精神などかなり重たいメッセージが伝わってきます。 ここは大変興味深い美術館であり、ユダヤ人の宗教的、言語的、祖国、同胞などかなり考えさせられるものがあります。アメリカ国民の中でユダヤ人の比率は少ないのですが、私の周りにはユダヤ人が異常に多い事に気づきます。私が知っているだけでも、コロンビア大学の先生、同じアパートに住む親日家の貿易商のおじさん、ジュリアード音楽院の教授、大学院の友人、弁護士のおじさん。どのユダヤ人も「個性強烈」です。また実業家から政治家まで、要所要所にユダヤ人が存在します。一体彼らはどこから来て、どこへ行こうとしているのか。興味深い人達です。この美術館を出る時には、考えさせられるものがありました。個人的には興味深いのですが、この美術館は少し重たい気持ちにさせます。
火曜17:00〜20:00は任意払い(通常$7) 5Ave 92st(おススメ★★☆☆☆)
- ◆アジア・ソサエティー・ギャラリー(アジアの美術・芸術品)
- ご存知の大富豪 J.D.ロックフェラーが集めたアジアのコレクションを中心に、特別展としてアジアの国別の展示を開催。どちらかと言うとアジアの古典的な芸術の紹介と言った色合いが強いような気配。私達が訪れた時は中国の歴史的芸術品の展示で、絵画などより陶磁器や焼き物、細工物の展示。展示のテーマによって内容は大きく変わるので、事前にテーマの問合わせが必要かも。
Park Ave 70st(おススメ★☆☆☆☆)
- ◆バリオ美術館(ラテンアメリカの美術品)
- 正式名称は「El Museo del Barrio」。中南米諸国(メキシコ、プエルトリコ、カリビアンなど)の美術品。1/3が常設展で、2/3は特別展。常設展では中南米諸国の文化や伝統芸術品を紹介しているが、点数は多くない。常設展はどちらかと言うと博物館的要素大。しかし半分以上のスペースは特別展で、コンテンポラリーアートの展示に力を入れている。ラテンアメリカの美術品に興味があったのですが、少し肩スカシ。もっとラテンアメリカのあの独特な色彩の芸術品を見たかったのに、少し残念。1時間コース。
5Ave, 104st(おススメ★☆☆☆☆)
- ◆アフリカ美術館(アフリカン・アート)
- 正式名称「Museum for African Art」。ソーホーの現代美術館に囲まれているブロックにある割には、ソーホー独特の雰囲気に染まらずにコンセプトのはっきりしている美術館。1階は特別展とミュージアムショップ、地階は常設展と言う構成。広くはないが主張するものがはっきりしていて個人的には好き。ちなみに美術館のデザインはワシントンDCのベトナム戦没者慰霊碑を作ったマヤ・リン。 特別展は近代から現代までのアフリカ人の画家の企画展示中心、地階の常設展は伝統的なアフリカのお面を中心とした彫刻や工芸品、アクセサリーなど。最短30分コース。展示数はかなり少ないがお面などのデフォルメの方法を見ると、ピカソが大きな影響を受けたと言うのも妙に納得。ミュージアムショップも商品数は少ないがセンスが良い為、ついつい買ってしまいそう。アフリカ系の色彩も独特で美しい。
B'Way bet Houston and Pronce Sts(おススメ★★★☆☆)
- ◆イサム・ノグチ庭園美術館(彫刻芸術)
- 世界的に有名なアメリカンジャパニーズ「イサム・ノグチ」氏の庭園美術館。場所はクイーンズのイーストリバー沿の倉庫街にいきなりあります。ここには無機質な石のオブジェを中心にあの有名な和紙の"ランタンライト"、鉄骨の作品、水の噴き出す"つくばい"のオブジェ、和紙や紙を使った素朴な作品、そして総合庭園芸術は自然と調和したわびさびの美しさを満喫させてくれます。広くはないですが、半日ほどこの特別な空間を楽しんで欲しいですぅ。 なおイサム・ノグチ氏の作品はマンハッタン、メトロポリタン美術館(Water Stone)を始め、日本はもとより世界各国に存在します。場所はクイーンズ地区のイーストリバー沿いと不便ですが、週末マンハッタンより有料のシャトルバスサービス(Park Ave 70st)あり。11〜3月は閉館。ニューヨーク在住者には個人的に一番おススメの美術館。
地下鉄NラインBroadway下車、32-37 Vermon Blvd., Long Island City,(おススメっ★★★★★★→また一つ追加してしまいました)
- ◆ソクラテス彫刻公園(現代彫刻)
- クイーンズ・イーストリバー沿いにある彫刻専門の野外スペース「Socrates Sculpture Park」。現代もののオブジェがあちこちにぼかぼかぼかっと置かれていて少し異様。ひとつひとつを見ているとそれなりに面白いのですが、公園内あちこちにコンセプトの違うものがいっぱい置かれている為、少し興ざめ。やはり彫刻とかオブジェって、ある一定の空間に一つだけぽつんと置かれているのが、良いですよねぇ。まぁ彫刻公園と言う趣旨では仕方がないのかも。 その中で良かったのは、Wind Gamran。摩天楼が見えるイーストリバー沿の遊歩道に小さな風車の様なものに鉄琴があり、風が吹くとその鉄琴を叩くシンプルなオブジェで、柔らかいガムランの響きとイーストリバーの水音が聴こえると言ったウィンドベル風の物。その音の向こうには摩天楼のビルが水際ぎりぎりまで所狭しと並んでいる光景は素晴らしい。特に2度目の訪問の時に見た「夕日が摩天楼に吸い込まれる瞬間」は圧巻でした。その場にいた知人も口を開けて完全に固まっていました。 彫刻公園として訪れるより、「摩天楼が見える公園」としてを訪れると良いかも。上記のイサムノグチ美術館より徒歩10分ほど。子供を連れて「PS1美術センター→(タクシー10分)→イサムノグチ美術館→(徒歩10分)→ソクラテス彫刻公園で夕焼け」と言うコースはおススメなり。ただし辺り一帯は倉庫街なのでくれぐれも暗くなる前に帰りましょ。
Broadway At Vernon Boulevard Long Island City(おススメ★☆☆☆☆)
- ◆ICP国際写真センター(写真ギャラリー・報道、風景、人物写真)
- ベトナム戦争で爆死した報道写真家ロバート・キャパの実弟が設立。94stの本館以外に、43stに別館があります。基本的に戦場の写真を収集する為に作られたようですが、ギャラリーでは特定のカメラマンによる風景写真展か人物写真展をやっています。 本館は思ったより広くなく、建物も古き良き雰囲気です。別館はビルの地下にあり、開放感のあるモダンな雰囲気で広いギャラリーです。別館の方がミッドタウンに近くて便利なので別館の方がおススメかな(もちろん展示内容による)。ミュージアムショップでは写真集はもちろん報道カメラマンの人が泣いて喜ぶ(?)ICPグッズが売られています。
本館(5Ave 94st)、別館(5th 43st)共に金曜17:00〜20:00は無料。(おススメ★★★☆☆)
- ■ニューヨークの博物館
- 有名な美術館のいくつかは、10歳未満の子供の立ち入りを禁止している所があります。そして静かな美術館に子供を連れて行くのはかなり勇気が要ります。しかし博物館は別です。多くの博物館は子供が楽しめるような特別な展示方法がしています。と言う事でママに強い味方の博物館です。
- ◆アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)
- 世界最大の自然史博物館。自然界の標本や模型などの資料が保存。特に子供連れには楽しめるかも。ここも広いのでガイドツアーに付いて廻るか、美術館主催のハイライトツアーに参加する事をおススメします。 能率的な見方はまずIMaxやプラネタリウムなどの時間をチケットカウンターで確認してから、最上階までエレベーターで直行し、順にフロアーを下りて行くのが無難か。疲れたら1階のクジラの下のカフェテリアで休憩可能。全てを見るには半日以上を要します。 見所は、恐竜化石のコレクション(4階)、世界最大(34t)のいん石(1階)、世界最大(563カラット)のスターサファイア、クジラの巨大模型などなのでしょうか。他にもIMaxシアターやプラネタリウムなど色々あります。私が一番興味を持ったものは、超巨大セコイア樹の年輪(→そんなものか、とツッコミ有)。しかしワタシ的には動物のはくせいなど得意ではないのでちょっと。子供がおられるご家庭におススメ。
ParkAve W79st(おススメ★★☆☆☆)
- ◆ニューヨーク市立博物館(ニューヨークの歴史博物館)
- 1600年代の植民地時代から現在までのニューヨークの歴史博物館。正式名称「Museum of the City of New York」。アメリカには歴史はないと思っていましたが、ここに来るとアメリカも立派に歴史を持っている事を感じさせてくれます。そして入植してから長い間、ヨーロッパの文化がそのまま受け継げられていた事も教えてくれます。 マンハッタンの昔の写真や摩天楼の建築作業の写真など、時代を追ってニューヨークが変貌してきた経緯などとても興味深いですし、時代別に生活様式が変化して来ているさまは、ヨーロッパの文化から脱却しアメリカという新世界の文化へと現在も進化していることに気づきます。 1階が特別展として写真ギャラリーなど、2階が時代別の芸術品、宝石、家具、移民として渡ってきた時の資料など、3階は「Broadway」と言うタイトルでブロードウェイがどのように変貌してきたかが分かります。中にはガーシュインの使っていた練習用の鍵盤や、コール・ポーターの資料など、ミュージカル好きの方は歴史を学ぶと言う点で訪問しても良いかも。 また3階の「懐かしのおもちゃ Toy Stories」では古いおもちゃフリークにはたまらない展示があります(たぶん)。18世紀のテディベアやお人形もの、懐かしいおもちゃなど大好きな人は Go! 人形などが多く展示されており、私にはちょっと不気味でもありましたが。地下には昔の消防車も有。5階はあの大富豪ロックフェラーの寝室(1938年)やドレスルームを展示。本当にあんな部屋で生活していたのでしょうかぁ? 展示量は多いのですが、雰囲気はイマイチ。建物は大英博物館風で立派なのですが、展示物のコンセプトがいまいちよく分かりません。最短で2時間コース。能率的な見方は特にありませんが、5階のロックフェラールームは最後に見ると吉。ミュージアムショップではニューヨークの写真集を多く取り扱っており、自分用のおみやげには良いなり。なおここも任意払いで、Suggestion Priceは$5。閉館1時間前に入場すると入場料は払わなくて良いようですぅ。
5Ave 103st(おススメ★☆☆☆☆)
- ◆国立アメリカン・インディアン博物館(アメリカンインディアンの伝統芸術と美術)
- アメリカンインディアンの伝統民芸品と資料の博物館。ここに来るとインディアンと言ってもカナダやメキシコ、中南米系からアメリカ国内、北米、南米、イヌイットと色々と種類があり、一概に一つのインディアンと言うカテゴリーに括れない事を実感します。 無駄に広くない建物の中に能率良く展示が為され、資料映像、展示物は多く結構時間がかかります。最低でも1時間コース。本来のアメリカ人(原住民)を知る良く出来た博物館で、アメリカンインディアンの伝統芸術(伝統美術品、衣装、仮面、日用品など)の素晴らしさに驚きます。独特の色彩が如何に美しいかを教えてくれると同時に、日本人に近い感覚を覚えてしまいました。 おみやげもの屋さんではアメリカンインディアンの民芸品や資料、写真集などが購入できます。子供も連れて行きやすい博物館。
Water St. bet State And Whitehall St(おススメっ★★★★☆)
- ◆アメリカ民芸博物館(Museum of American Folk Art=アメリカの伝統的な民芸品)
- アメリカの伝統的な民俗芸術品(Folk Art)とは何なり、と期待して行ったこのミュージアムは、あまりの規模の小ささと見所の無さに少しがっくり。ビルのワンフロアーに申し訳程度に原色で描かれた絵やキルト、装飾品、木製彫刻、ビデオ展示がされているだけであった。むしろ付属のミュージアムショップで商品を見ている方が楽しかったりしました。期待してただけに残念。ごめんね。
Columbus Ave, bet 65 and 66st(おススメ☆☆☆☆☆)
- ◆ニューヨーク交通博物館(鉄道の歴史)
- 名前は交通博物館ですが、実際はニューヨーク地下鉄の博物館。博物館に仕立てたブルックリンの昔の駅に過去の歴代の列車が延々と停まっている景色は壮観。当初は木造の列車だったのですねぇ。1800年後半から1900年にかけてこのニューヨークの地下鉄システムが作られている事に驚きを感じます。私は電車に関して NO IDEA(無知)で価値が分かりませんでしたが、電車の好きな方にはたまらないものでしょう。最短2時間コース。ミュージアムストアでは列車のパーツや実際のパネル(実際の標識?)、昔のトークン(切手代わりのコイン)なども売っています。人気は昔のトークンで、在庫のみの販売の為、早い者勝ちだそうです。
Brooklyn Borough Hall駅(おススメ★☆☆☆☆) またこの博物館はマンハッタンとの目の先にありますので、バス「B51」に乗ると、ブルックリンからマンハッタンブリッジを通ってロウアーマンハッタンに連れていってくれます。時間のあるお天気の良い日にマンハッタンブリッジの上から「絵葉書に出てくる摩天楼」を見るのも吉。(バスからの光景→おススメ★★★★☆) 尚この博物館の近くには、ニューヨーカーに絶大な支持を得ているチーズケーキ屋さん「Junior's (Flatbush Ave, Dekalb Ave)」があります。本当はレストランなのですが、ここのデザートの「Our Famous No.1 Pure Cream Cheesecake($3.95)+コーヒー($0.80)」はネィティブはおろか、歴代大統領を始めクエートの王子さまが自家用ジェットでこのチーズケーキを買いに来たほど有名です。味は濃厚でこってり系、やはり超甘いですがまだマシなほう。大きさはアメリカンサイズ。ちなみに「Steakburger」「Pastrami Sandwich」もおいしいなり。しかし「Ice Cream Soda」は甘さと巨大さに地獄を見ますぅ。このお店は有名ですので話のネタに、一休憩として寄ってみてはいかがでしょうか。実は交通博物館よりこのチーズケーキが私の目的だったりして。へへ。(チーズケーキ→おススメ★★★☆☆)
- ◆エリス島移民博物館(昔の移民入国審査局)
- 観光客が「自由の女神」観光の後に船でよる博物館。たぶんヨーロッパから移民としてアメリカに渡った人達やその子孫には楽しい博物館なのかもしれませんが、我々日本人には今一つピンと来ません。観光で来られ時間がもったいない方は、わざわざ立ち寄らなくても良いでしょう。 昔の移民船での入国当時の写真展示や、その当時の衣装、母国より持ってきた荷物などの展示があります。どちらかと言うと過去の暗い思い出と言う雰囲気で、如何に過酷な状況でアメリカに移住してきたかと言う事が解ると言う展示方法になっています。博物館自体も重く暗い雰囲気です。料金は自由の女神のフェリー代に含まれています。
(おススメ★☆☆☆☆) 余談ですが、フェリーの上から自由の女神を見るだけなら、スタッテン島行きの通勤用フェリーに乗ると言う手もあります。費用は無料。しかも並ばずにいきなりフェリーに乗れますぅ。フェリーのターミナルは地下鉄South Ferry駅の上にありますのでお手軽に楽しめます。おススメ。博物館は星マーク(★)が0だけど、スタッテン島行きのフェリーは★★★★★なり!(昔はフェリーの売店でビールが売っていたのだけど、今も売っているのかな?ビアガーデン代わりにどうぞ、なんて。)
- ◆イントレピッド海洋航空宇宙博物館(米軍の空母)
- まず最初に日本人にはあまりおススメできません。ここでは日本人は肩身が狭い思いをし、特に英語が理解できる人にはつらい場所となります。名前は海洋航空宇宙博物館ですが、実際は空母イントレピッド内にある愛国啓蒙の為の米軍博物館です。目的はアメリカ人の子供達に米軍の啓蒙、将来の米兵リクルートの為にあります。ここでは米国及び米軍が「いかに正しい事をしているか」を教えてくれます。ちなみに正義はアメリカで、悪は日本やイラク、北ベトナムとなっています。 ここで学ぶ事が出来る事は「アメリカはいつも正義」「アメリカに敵対する国は悪」とは非常に残念です。ここでの資料映像によると、日本は敵国であり世界を乱す悪者、硫黄島の闘いでは日本が如何に残虐な行為をしたか等となります。またフライトシュミレーター(大きなコンピューター画面での模擬飛行体験)での攻撃目標はイラクの基地で、イラク軍飛行機の墜落シュミレーションを体験と言った案配です。まぁこんな博物館日本人などが観光で来る訳はないので良いのかもしれませんが、博物館の名前を騙り、戦争を美化し、子供に「軍隊や戦争はカッコイイ」と悪影響を与えるのは許せません。 ちなみに博物館内や入場受付のスタッフ(退役軍人など)の態度も良くないものでした。私のボストンの友人(在米歴6年)は係員の態度に激怒していました。この博物館によると日本は敵国ですので、当然なのかもしれませんが。 (おススメ☆☆☆☆☆)
- ◆ソニー・ワンダー・ラボ(体験型テクノロジー・ラボ)
- 最先端テクノロジーを楽しく学べるアミューズメントタイプの施設。博物館とは名乗っていませんが、形ばかりの展示をしている博物館よりかはよっぽど楽しくて立派な体験型テクノロジーミュージアム。事実ガイドブックには博物館のカテゴリーに記載されていたりします。子供や家族連れには大変人気。最初にカードが渡され本人の顔写真などを登録し、最後には「終了証」までもらえると言うおまけ付き。しかも無料とは太っぱら〜!さすが世界のSONYですぅ。 1997年と1999年と2回行きましたが、やはりと言うかプレイステーション(?)が急激に増えていて少し営業的。しかし子供には一番人気。余談ですが、シアターにて「Children in Tokyo」と言う日本の子供達を紹介した20分ほどのフィルムが放映されています。しかしテレビサイズの画像を無理矢理、映画サイズの「横長」にしていますので、出てくる子供達みんながドラえもんのように身長が低くて横に大きく、短足・大根足・小太りになっています。20分もその映像を見続けていると「日本人って変っ!」と日本人の私でさえ潜在意識にインプリンティング(すり込み)してしまいました。あまりに圧縮比率が変で誤解を産みませんかぁ→ソニー・ワンダー・ラボさま。
Madison Ave, bet 55and56st(おススメ★☆☆☆☆)
- ◆テレビ&ラジオ博物館(全米の番組を収集)
- 正式名称 Museum of Television And Radioですが展示物はほとんどなく、メインは全米のテレビ番組やラジオ番組のライブラリーとなっています。博物館と言うより「番組図書館」と言う雰囲気。もともと CBS放送がこのコレクションを開始、現在は全米の代表的なテレビラジオ番組をコンピューターで管理、個人ブースでの鑑賞が可能となっています。 4階は検索センターとなっており、数十台のマックの検索システムにより見たい番組を検索、3階に行くと個人ブースがずらっと並んでおり、ヘッドホンで鑑賞するシステムです。4本まで同時に借りれます。事前に見たい番組や出演者の名前を調べておくと、検索システムで芋づる式に他の関連する番組なども検索できるので、結構便利かも。出演者以外にもプロダクションや音楽担当者などからも検索できるのは吉。 このライブラリー以外に5つほどのシアターやスタジオがあり、日替わりで貴重な映像などが放映されています。日替わりなのでこの博物館に来ないとプログラムが解らないのが欠点。しかしライブラリーは膨大でドラマ・トークショー・ニュース・CMなどテレビやラジオで放送されているものをコレクションしている為、何か調べ物をする時には非常にお役立ちかも。アメリカ人には大人気で、多くの友人達が薦めてくれたのも納得。日本にもこのような博物館あったら便利なのにね。
52st, bet 5and6 Ave(おススメ★★☆☆☆)
- ■ニューヨークの動物園・植物園
- ◆ブルックリン植物園(植物学研究)
- 正式名称「Brooklyn Botanic Garden」。世界から数万種の植物がエリア毎に栽培。特に日本の植物研究は世界的に有名。盆栽コレクションの為に専用の建物があったり、日本人庭園士による日本庭園もあり。日本以外にも、熱帯植物・砂漠植物の温室から300種のハーブ園、ローズ庭園(全米最大規模)、石楠花園など規模は相当広い。最低でも半日コース。お子様連れにおススメ。春には100本以上の桜が咲き誇り壮観。なおここでは咲き乱れる花に囲まれての結婚式も可能。
Brooklyn Prospect Park, 地下鉄 Wasten Parkway駅(おススメ★★★★☆)
- ◆セントラルパーク動物園(Central Park Zoo)
- ご存知セントラルパーク南東と言う素晴らしいロケーションにある動物園。正式名称は「The Wildlife Conservation Center」。規模はさほど大きくないが、動物園で人気の高いものだけを選んでいるため、結構楽しめます。楽しめるものは、アシカのショー、ペンギン、白くま、Red Pandaと言う所でしょうか。日本のさる山もあります。 動物園と言うことより子供の為のイメージが有りますが、平日に訪れるとおじいちゃんおばあちゃんのカップルや、スーツをびしっと着込んだビジネスマンも多く見る事が出来ます。マンハッタンの真ん中にある為、都会のオアシス的動物園と言った所でしょうか。この動物園とは少し離れた所に「子供動物園」もあり、同じチケットで入場可能。ここには動物の餌が25セントで販売されており、直接えさをあげる事も出来ます。お子様連れの方におススメ(→マンハッタン以外に居住の方にはBronx Zooをおススメ)。
Central Park 65st Near the East Drive(おススメ★★☆☆☆) なお動物園の後は、ぜひ近くの「Dairy」にあるアンティーク・メリーゴーランド(Carousel)に寄りましょう。1908年工芸家のステインが手彫りで作ったと言う有名なもので、現在でも乗れます。そして、メリーゴーランドと馬鹿にするなかれ、この回転木馬は大人が乗ってもすごいスピードでくるくる回ります。実際アメリカ人の大人達も多く乗っており人気が高いです。友人達は乗ったのですが、私は乗らなかったので、くやしいですぅ。乗れば良かったなり。大人でも子供でも$1.50。(メリーゴーランドのおススメ★★★☆☆)
- ◆ブロンクス動物園+ニューヨーク植物園(The International Wildlife Conservation Park)
- アメリカで最大規模の動物園。以前はブロンクス動物園と言う名称であったが、動物園と言う意味とは違って来ているとの事で「国際野生生物保護公園」と改名したほど。その巨大な敷地にジャングルやサバンナなどエリアごとの大自然に動物が放し飼いになっています(無柵放養式と言うらしい)。またこの保護公園の北半分はニューヨーク植物園。世界最悪の犯罪地帯(?)のブロンクスですが、動物園内は至極安全。観光客も僅少。 主だったものは、やはりアフリカ動物、ワイルドアジアなどでしょうか。どちらかと言うと動物園と言うより「動物を景色ごと見る」と言った雰囲気。入園時に The Bronx Zoo Mapをもらわないと確実に迷子になりますので、注意。あまりに広大なので、園内は乗り物での移動が中心。サファリトレインとスカイサファリ(東西の移動用)、モノレール(ガイドツアー)が有りチケットを別途購入しないといけません。なお、乗り物以外にラクダにも乗れます($3)。上記セントラルパーク動物園が「手軽に寄れる都会型動物園」に対し、ブロンクス動物園は「自然と動物を満喫する郊外」と言った雰囲気です。冬の間は動物達が寒さから避難しているようなので春〜秋に行きましょう。 ニューヨーク植物園(New York Botanical Gaeden)はブロンクス動物園の北側に隣接する形であります。面積は動物園とほぼ一緒で広大な植物園の中には、アメリカツガの原始林すら残っています。植物園と言うより森林と言った雰囲気に各種庭園が種別ごとに存在。またバードウォッチングなど各種イベントもあり。 ちなみに水曜は無料入園できます(通常$7.75)。アメリカ人って太っ腹ぁ〜。
Bronx, 地下鉄Pelham Pkwy駅(おススメ★★☆☆☆)
- ■東海岸の美術館・博物館
- ◆ワシントン国立絵画館(13世紀以降の西洋美術全般)Washignton, D.C.
- アメリカの首都にふさわしい国立の超巨大美術館。アメリカ政府の学術研究機関スミソニアン協会の中でも規模は最大。この絵画館はアメリカ連邦議会の予算で運営され、スミソニアン協会の長官、国務長官、財務長官、最高裁判所長官と民間理事によって管理されているだけあって、質量共に世界屈指のレベル。巨大すぎて一日で回るのは不可能。 建設当時、世界最大だった古典主義の白大理石の西館(本館)と広い吹き抜けのある近代美術の東館の2つより構成。この西館と東館は地下のカフェテリアで結ばれています。最も人気のあるのは、やはり西館2階の13-19世紀の欧米絵画。しかしこの2階だけでも巨大すぎて絵画館のフロアーマップの順番(年代別、国別に93室)に従って歩いていくと、一日かかってしまいます。そこで時間が限られている時は、好みの年代の部屋を回っていく事となります。 1〜15室が13-15世紀イタリアルネッサンス、16〜28室が16世紀イタリア、29〜51室が17-18世紀のイタリア、スペイン、フランス、ドイツ、オランダなど、53〜71室が18-19世紀のフランス、イギリス、アメリカ、80〜93室は19世紀フランスとなっています。やはりと言うか最も人気の有るのが、この80〜93室のフランス+印象派と言う事になってしまうのでしょうか。これらの部屋には、マネ、モネ、ドガ、ルノアール、ミレー、ロートレック、セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホなどなどごろごろしています。その他にもダビンチ、レンブラント、ラファエロ、アングルなども有ります。この2階さえ回れば美術史を学べてしまうと言うほどの作品の多さです。 能率的な回り方としては、西館2階(特に80〜93室+17世紀フランス)→地下コンコースのカフェで軽く休憩→地下の動く歩道→東館Upper Levelと言った所でしょうか。さらに西館1階の彫刻・装飾美術なども見ていくのも吉。 正式名称「National Gallery of Art」。スミソニアン協会の運営でこれらは入場無料。アメリカの懐の深さと言うかなんと言うか・・・。なお1997年7月に「Picasso Early Years」のタイトルで、世界中から集められたピカソの初期の作品約200点の特別展示に行けたのは本当に幸せでした。もしかするとこの展示会が私を美術に興味を持たせたきっかけなのかもしれません。そう言った意味で思い出深いおススメの美術館。
17st and Pennsylvania Ave, NW, Washignton, D.C.(おススメ★★★★★)
- ◆フィリップス・コレクション美術館(19-20世紀フランス・アメリカ)Washignton, D.C.
- まず最初に言える事は「非常に質の高い美術館」。建物はジョージ王朝復古様式の個人邸宅で、規模としてはかなり小さい。しかし置かれている作品の全ての質の高さにはため息。ほとんどがフランス近代印象派とアメリカ近代で、どの作品も有名。下手に作品数の多いワシントン国立絵画館を時間をかけて回るより、この選りすぐられたフィリップス・コレクションを回った方が気持ち良く鑑賞できるのでは、と思ってしまうほど。 もともと美術批評家のダンカン・フィリップスが父と兄を亡くした事をきっかけに作った美術館だったのだが、集めたコレクションの充実ぶりにはため息。ダンカンの私邸だった本館と友人の日本人実業家郷裕弘によって寄付された別館「郷アネックス」にて構成。作品だけでなく、建物自体が持つ優雅な雰囲気も素晴らしく、各部屋には長椅子も置かれ、ゆっくりと堪能できます。しかも展示方法が年代別ではなく、部屋の雰囲気などを重視して置かれているとの事。 有名なのはやはりルノワールの「舟遊びをする人達の昼食」。その他にもマネの「スペイン舞踏」、ピカソの「青い部屋」、ゴッホの「メンデルス通り」、ドガの「浴後」、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ボナール、ミロ、クレー・・・。本当に名画と呼ばれる作品ばかりで感動もの。本館にはスタインウェイのピアノも置かれていて、日曜午後にSunday Afternoon Concertが開催されています。正式名称「Phillips Collection」。
1600 21st NW, Washignton, D.C.(おススメ★★★★★★→星5つが最高なのにもう一つ追加してしまったなり)
- ◆ハーシュホーン美術館と彫刻庭園(現代芸術の絵画と彫刻)Washignton, D.C.
- 19世紀末から現代芸術までの絵画、彫刻を展示する洗練された美術館。円形筒状の建物でぐるぐる回りながら鑑賞。フロアーによってがらっと雰囲気が変わりますが、絵画中心の外円と現代彫刻中心の内円とで構成。思ったより広く結構歩き回る事となります。置かれている作品の多くは企画物のようですが、常設でもピカソ、ダリ、マティス、ポロック、イサムノグチなどの絵画・彫刻が展示。道路を隔てた野外にもロダンやマティス、ピカソの彫刻などが展示されています。展示スペースに余裕があるせいか、一つ一つの作品を独立して鑑賞する事が出来るのは吉。現代もの、特にモダンものやオブジェは大きなスペースで楽しみたいですものね。正式名称「Hirshhorn Museum and Sculpture Garden」。
8st and Independence Ave, SW, Washignton, D.C.(おススメ★★★☆☆)
- ◆フリーア・ギャラリー(東洋美術中心)Washignton, D.C.
- スミソニアン協会の美術館で、日本の浮世絵や中国の毛筆画、朝鮮の陶磁器など東洋美術を中心とした美術館ですが、なぜか19世紀アメリカ絵画もあります。日本美術は国宝級で、尾形光琳、俵屋宗達、雪舟、与謝野蕪村(俳句だけでなく絵も書くのですねぇ)などなど。日本セクションの入り口に立っている金剛力士像と言い、平安時代の半眼の仏像、襖絵と、日本美術の美しさを再認識させてくれます。建物の雰囲気が少し展示物とミスマッチなのは残念。余談ですが、虫眼鏡で見る中国の毛筆画は必見。余りの小さな字に思わず笑ってしまいました。中国おそるべし。正式名称「Freer Gallery of Art」。
Jefferson Dr, and 12st SW, Washignton, D.C.(おススメ★★☆☆☆)
- ◆アーサー・M・サックラー・ギャラリー(アジア美術)Washignton, D.C.
- 中国の美術品を中心に中近東までのアジア美術を取り扱う美術館。上記フリーア・ギャラリーと地下でつながっています。こちらもスミソニアン協会のギャラリー。かなり古い美術品から揃っており、紀元前13世紀の青銅器やひすい芸術、漆器、絵画、工芸品まで。どちらかと言うと、美術館と言うより美術品収集庫と言った雰囲気。何故か現代ものの日本陶芸なども有りました。建物はこじんまりと見えてしまうのですが、地下が広大で、地下部分にお宝が展示されています。ただ私は陶器、工芸品などはよく解っていないので残念。正式名称「Arthur M. Sackler Gallery」
1050 Independence Ave, SW, Washignton, D.C.(おススメ★☆☆☆☆)
- ◆スミソニアン航空宇宙博物館(航空工学と宇宙の博物館)Washignton, D.C.
- スミソニアン協会と言えば、多くの人はこの航空宇宙博物館を思い浮かべるほどの超有名な博物館。確かに子供連れの家族には楽しそう。ライト兄弟の人類最初の動力飛行機、リンドバーグの大西洋単独横断の飛行機、無着陸での地球一周した飛行機ボイジャー、アポロ計画の宇宙船や人工衛星など見所はいっぱい。もちろん触れる事の出来る月の石もあります。 飛行機やロケットの展示の他にも、第二次世界大戦の航空機、航空空母のシュミュレーション、スペースシャトル、宇宙の神秘、アポロ計画、月面着陸のアメリカロシアの闘いなどテーマパーク状態で確かに楽しい。それにしても月面着陸して地球に正確に帰って来れる計算力が有るのに、どうして明日の天気を正確に予報する事が出来ないのでしょうねぇ(→カオス理論)。子供は絶対喜ぶはず。正式名称「National Air and Space Museum」。
Independence Ave, bet 4/7Sts, Washignton, D.C.(おススメ★★★★☆)
- ◆メディア博物館"NEWSEUM"(メディア)Arlington
- アメリカの全国紙USA TODAYの本社ビル内にあるメディア博物館。メディアの歴史から実際のテレビ放送の見学まで体験できるテーマパーク的、アミューズメント的な博物館。しかし本当の目的は「言論の自由」と「ジャーナリズムの啓蒙」。新しい博物館であり、マルチメディアを駆使した展示中心で、サブタイトルが「The Interactive Museum of News」。この博物館内には実際にテレビ放送(討論番組系)に使われているTVスタジオも有り、参加希望者は観客として参加する事も可能。ただし討論しているのはもちんろん英語、みんなが笑っているのに一人だけ冗談が解らずに笑えない姿をTVで放送されてしまった日にはみっともないかもぉ。またプレス用IDカードの展示では大きなイベントや各国の有名な放送局など見る事が出来て楽しい。メディア好きな方は歴史もきちんと知る事が出来ます。NYのMadison Aveにも Newseum別館があります。 http://www.newseum.org/
1101 Wilson Blvd., in the Rosslyn neighborhood of Arlington, Va(おススメ★★☆☆☆)
- ◆ボストン美術館(美術全般)Boston
- アメリカ特有の「規模の大きさで勝負」の美術館。メトロポリタンなどに比べるとまだこじんまりとしているのかもしれませんが、ゆっくり回ると一日でも回り切れません。この美術館はエジプトの考古学資料で有名ですが、19世紀ヨーロッパ美術、そして驚くべき国宝級の日本の芸術品が多数あります。 有名なヨーロッパ物は、モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、ミレー、ゴーギャンなど。フランス印象派に重点を置いていると言う事でしょうか。またエジプト考古学資料はハーバード大学との共同研究で発掘隊まで派遣していましたので、貴重な発掘物は有名なり。 日本物は、歌麿、北斎、広重の浮世絵コレクションが5万点(!)、他にも快慶の「弥勒菩薩像」、尾形光琳の「松島図」、狩野永徳の「竜虎図」、刀のコレクション他いっぱいって、一体ここはどこなり?私はこの美術館で英語の説明を読み、日本の美術を学んでしまいました。
465Huntington Ave, Boston, MA(おススメ★★★★★)
- ◆フィラデルフィア美術館(美術全般)Philadelphia
- アメリカ3位の規模の美術館。メトロポリタン美術館に比べると小さいが、それでも一日コース。展示室だけで200室以上なので、必ずInformationで日本語のフロアーガイドは貰いましょう。見所はやはり中世、近世のヨーロッパ関係、特に19世紀印象派、後期印象派は充実。有名なのはゴッホ「ひまわり」からルノアール、モネ、マネ、ロートレック、セザンヌ、ドガ、ピカソなどなど。 この美術館の良い所は、アメリカの有名美術館にしては上手くコンパクトにまとまっている事と、展示方法が上手。部屋を一つ移動しただけで、部屋の雰囲気ががらっと変わり、見ていても飽きないですしセンスも抜群。しかもあまり混んでもいない為、ゆっくり鑑賞できます。おすすめなり。 2階の南ウィング奥に日本の茶室などが約2/3ほどに縮小されて再現されているのですが、縮小比率が中途半端でアメリカ人にはこれが原寸と間違える人もいるかも。ちなみに私が行った時、見知らぬアメリカ人が「How small!」「How cute!」とか言って、私と茶室を見比べられてしまった。いくら私が小柄だからと言っても、あの縮小された茶室には住めませんよぉ。あまりに縮小比率が中途半端で誤解を産みませんかぁ→フィラデルフィア美術館さま。
26st Bejamin Franklin Pkwy, Philadelphia,PA(おススメ★★★★★)
- ◆ロダン美術館( Rodin Only の彫刻)Philadelphia
- 20世紀最高の彫刻家、ロダン専門の美術館。ロダンの彫刻の約60点が展示。ロダンの作品を見ていると、力強さと言うか人間の本来持っているタフさや躍動感、勢いを感じさせてくれて、いつも私を元気にしてくれるので個人的に好きです。テーマは重い割に、結構茶目っ気もあったりして笑えますぅ→得に「地獄の門(巨大な作品でよく見ると何でもあり)」。 この美術館の奥の方には「Hanako はなこ(1908年作)」と言うタイトルの日本人顔の彫刻が2点あります。この時代のフランスでロダンのモデルとなった日本人がいたなんて全然知りませんでした。ロダンの手にかかってもこの「はなこ」は日本人顔そのもの。ロダン独特のスピード感などは吹っ飛んでいましたが、個人的には妙に惹かれる彫刻でした。 それにしても、美術館を色々廻っていて気づくのですがロダンって多作ですよね。ところで考える人の足指が5本ではなく5本プラス中途半端な指状のもの1本がついているって知ってました?常識かもしれませんが、私にはいつも奇妙に見えてしまいます。ちなみに考える人は「Thinker」。
22st Bejamin Franklin Pkwy, Philadelphia,PA(おススメ★★★★★)
- ◆ノーマン・ロックウェル美術館( Norman Rockwell を中心とした美術)Philadelphia
- 古き良きアメリカ人を素朴なタッチで描くノーマン・ロックウェルの美術館。「Post誌」や「Saturday Evening Post紙」の表紙で有名ですよね。量も規模もかなり小さいが、個人的感情で許してしまいます。素朴な中にも茶目っ気があって、なんでも描いてしまう所がゴイス、もとい、すごい。この時代のニューイングランドが最もアメリカアメリカしていて私は好きだなぁ。彼の作品をよく見るとほとんどの作品に動物(特にねこ)がちょこっと登場する所がまたかわいい。また自分の名前のサインもちょこちょこ変えたり、背景に混ぜたりする所も吉。結局、彼の作品は何でも素朴でかわいい。 実は訪問した時は改装の為閉館日。作品入れ替えの為に居た館長さん(たぶん)に「ノーマン・ロックウェルが好きで、その為にニューヨークから来たから見せてぇ〜」とお願いしたら、快く美術館に照明や空調を点けてくれて、開けてくれました。しかも「閉館日だから入館料は払わなくて良い」と言われて入館料を受け取ろうとしませんでした。勿論「ドネーション(善意の寄付金)です」と言って、無理矢理置いてきましたけれど。あぁ、なんて良い美術館なのだろう(涙)。
15S 7Ave, Philadelphia,PA, Atwater Kent Museum内→99年1月にWalnutより引越してます。要注意!(おススメっ★★★★☆) 余談ですが、ここより10分南下した所にある「Jim's(4st, South Street)」の Philly Steaks(おススメ★★★★☆)はぜひ一度お試しを。地元の人が教えてくれました。
ちなみにタングルウッドお隣のマサチューセッツ州ストックブリッジにもノーマン・ロックウェル美術館があります。
- ◆フランクリン科学博物館(物理/科学/通信/原子力/宇宙)Philadelphia
- 楽器まで発明してしまっているアメリカのドクター中松ことベンジャミン・フランクリンにちなんだ科学専門の博物館。ちなみ科学博物館としてはアメリカ最大規模との事。規模も広いが、ひとつひとつ実験できるようになった展示物が多いので、子供を連れて行くと一日で廻るのは不可能。展示方法も子供対象とは言え、大人でも充分夢中にさせてくれますぅ。 屋上には天体観測用の天体望遠鏡もあり。また主要な展示物や実験展示では解説員がついており、丁寧に説明してくれます。ぜひお子様のおられるご家庭は訪れて欲しいです。ニューヨークの自然史博物館の「展示物鑑賞型」に比べると「実験参加型博物館」と言う雰囲気で、楽しい。
20st Bejamin Franlin Pkwy, Philadelphia,PA(おススメ★★☆☆☆)
- ◆アメリカ合衆国造幣局(貨幣鋳造の展示と鋳造過程の見学)Philadelphia
- アメリカ最初の首都であったフィラデルフィアにある世界最大の造幣局。博物館ではないのだが、普通の博物館よりかはずっと楽しく見ていても飽きません。と言うのは、実際にコインを作っている過程を工場の上から好きなだけガラス越しに眺める事が出来ます。 さすが合衆国の建物だけあって入場時のチェックは厳しく、カメラなどの持ち込みも一切禁止、しかも受付で預かってもくれません。入場すると、中はコインだらけ。コースの前半はナショナルコインから鋳造の歴史までの展示ですが、後半がガラス張りの Catwalk(通路)を端から端まで歩いて、工場を上から見学する事が出来ます。これは楽しい! 約3000万枚/日のコイン鋳造と言う事で、ただの鉄の塊からプレス、検査、袋詰めとキラキラ輝くコインがあっという間に山のように積もっていきます。見ているとコインがただの金属のように思えてきます。このような工場全体を見学できるようにコースにしてしまうのは博物館より Very Good。日本の造幣局でもこのような展示はあるのでしょうか。最短1時間コース。ギフトショップもあり、記念コインやグッズの販売もあり。コイン収集癖の人にはたまらないのかも。子供たちも大喜びするハズ!子供たちの眼に$マークが輝いているかも。
5th and Arch Sts, Philadelphia,PA(おススメ★★★☆☆)
- ◆以下については後日アップ予定(既に訪問済)
- ◆チベット美術センター(チベット系の仏教美術)、
◆自由の女神の内部+博物館
◆ニューヨーク証券取引所 EXHIBITION(→1903年建造、コリント様式の円柱と彫刻、内部は最先端の技術)
◆国連本部(Exhibition and Guided Tour→212-963-7539) ◆建造物
◇グランドセントラル駅(1903年再建造、中央にスピードの守護神マーキュリー、左にヘラクレスの彫刻と時計、右に知の女神ミネルバ、巨大なメインコンコースは大理石の床、アーチ窓、カマボコ型天井の星座、地下のオイスターバーは思ったより???、ロブスターは×。クラムチャウダーはぼちぼちかな?ハドソンリバーラインの夕焼けには涙。川側に座るべし)
◇カーネギーホール→博物館とGuided Tour(New York Music Scene #5に掲載→リハーサルを楽しめる)、
◇エンパイアステートビル(アールデコ調、1年7ヵ月で建造、日照確保の為にセットバック、102階、381m、アトラクション「スカイライド」も吉、霧の日は何も見えない。割引チケットがインフォメーションで入手可能)
◇クライスラービル(アールデコ調のデザイン、ガーゴイルはボンネットのエンブレム、ステンレスのアーチ型三角窓のステンレスの塔はラジエターグリル、77階建て、1903年、320m)
◇ウールワースビル(1913年完成、ゴシック様式、ロビーにはビザンチン様式のモザイク、大理石の内装、241m、合衆国裁判所を設計したカスギルバートの設計)
◇ブルックリンブリッジ(1883年完成、ネオゴシック様式の2石塔、ローブリング親子、木の歩道、2.7km30分、人のいる時間であれば、夜間にタクシーでブルックリン川のたもと下車、マンハッタン側に向かって木の歩道を歩くのは吉かも。また高速ボート「Beast→サウスストリートシーポートから出港、一時間$15」はおススメ!)
◇NY公立図書館(1911年建造ボザール様式建築とコリント式列柱+彫像のファサート)
◇ワールドトレードセンター(1974年ヤマザキミノル設計、強化アルミニウムの外壁、世界第2位の高さ、110階建て420m、雨天・強風時は屋上に上れず展望室のみ。展望室のアトラクション映画を見落とさないように!・・・mmmmm)
*REFLECTIONS Sept.11.2001*
We wish to express our heartfelt condolences to the families and friends of those who lost their lives and our compassion for all those touched by this unspeakable tragedy. We hope we all emerge into a better and peaceful world.
◇ワールドファイナンシャルセンター(アールデコ調を取り入れたポスト・モダニズム、花崗石とガラスの幾何学的デザイン、全てが大理石のウィンターガーデン、アトリウムでは週末にコンサート) ◆教会
◇セント・ジョン・デヴァイン大聖堂(世界最大のゴシック教会、現在も建造中、1892年着工して既に100年、終了は50年先、ビザンチン様式とロマネスク様式だったがゴシック様式に変更、天地創造や聖パウロ、コロンバスなどのステンドグラス、17世紀のゴブラン織のタペストリー、純ルネッサンス様式のSt.Ambrose Chapel、大天使ミカエルとサタンの闘いの平和の泉の公園→結構すごいと言うか、よく見ると笑える!NYフィルやMMSのオーケストラなど無料の演奏を時々開催(New York Music Scene #3のフリーコンサート参考)。
◇セントパトリック大聖堂(1850年着工、1888年完成、白大理石、上から見ると十字架の形、19の鐘、7855本のパイプオルガン、クリスマスイブのマスは事前にチケット要。)
◇トリニティ教会(ネオゴシック様式、NY最初の教会1697年→現在は3代目のブランストーンの建物、屋根は木、天井は壁土、10の鐘、水曜13;00〜はクラシックコンサート)
◇ハーレムのメモリアルバプティスト教会(日本人のゴスペルグループもあり)
◇リバーサイド教会→世界最大のパイプオルガン(22,000本のパイプ)と世界最大のカリヨン(74の鐘楼)、11世紀フランスロマネスク様式のクライストチャーチ、16世紀のステンドグラス、教会音楽は日曜12:00と15:00演奏開始
◆国立アフリカ美術館(ワシントンDC)
◆スミソニアン芸術産業館(ワシントンDC)
◆ホワイトハウス(ワシントンDC)
◆シカゴ美術館(シカゴ)
- ◆訪問済の美術館・博物館など(ヨーロッパ編+α)→別ページで後日アップ予定・鋭意作成中ですぅ
- ◆大英博物館(イギリス)
◆ナショナルギャラリー(イギリス)
◆テートギャラリー(イギリス)
◆大英国図書館ギャラリー(イギリス)
◆マダムタッソー蝋人形館(イギリス)
◆ロックサーカス(イギリス)
◆ルーヴル美術館(フランス)
◆オルセー美術館(フランス)
◆オランジュリー美術館(フランス)
◆ピカソ美術館(フランス)
◆国立近代美術館(フランス)
◆ポンビドー芸術文化センター(フランス)
◆ダリ美術館(フランス)
◆ベルリンナショナルギャラリー(ドイツ)
◆ボーデ美術館(ドイツ)
◆ベルガモン博物館(ドイツ)
◆楽器博物館(ドイツ)
◆新国立博物館ナショナルギャラリー(ドイツ)
◆ベルリン壁博物館チェックポイントチャーリーハウス(ドイツ)
◆シャルロッテンブルグ宮殿・ロマン派ギャラリー(ドイツ)
◆エジプト博物館(ドイツ)
◆ピカソ美術館(ドイツ)
◆グッゲンハイム美術館(ドイツ)
◆ウィーン美術史博物館(オーストリア)
◆ベルヴェデーレ・オーストリアギャラリー(オーストリア)
◆ホーフブルク古楽器博物館(オーストリア)
◆国立オペラ座(オーストリア)
◆フィガロハウス(オーストリア)
◆パスクァラティハウス(オーストリア)
◆シェーンブルン宮殿(オーストリア)
◆ローマ国立博物館・マツシモ宮(イタリア)
◆国立楽器博物館(イタリア)
◆イタリア国立絵画館・バルベリーニ宮(イタリア)
◆サンクレメンテ教会(イタリア)
◆バチカン博物館(バチカン)
◆ピオ・クレメンティーノ博物館(バチカン)
◆バチカン絵画館(バチカン)
◆オランダ王立美術館(オランダ)
◆アムステルダム国立美術館(オランダ)
◆ドウカレ宮殿(イタリア・ベニス)
◆トプカピ宮殿、宝物殿(イスタンブール)
◆セントソフィア寺院(イスタンブール)
◆ブルーモスク(イスタンブール)
◆テサロニキ博物館(ギリシャ・クレタ島)
◆ヘラリオン博物館(ギリシャ・クレタ島)
◆クノッソス宮殿(ギリシャ・クレタ島)
◆パルテノン宮殿(ギリシャ・アテネ)
◆エジプト博物館(エジプト)
◆エジプト古代美術館(エジプト)
◆ヘラクリオン博物館(エジプト)
◆ルクソール宮殿(エジプト)
◆カルナック宮殿(エジプト)
◆ハトシェプスト女王神殿(エジプト)
- ■美術館の料金システム(おまけ)
- 有名な美術館では、寄付金もしくは無料で入場できる時間を設けています。しかしほとんどの美術館の入場料は$3〜$8なのでお気軽にいつでも入れます。また閉館1時間前に入場すると、無料の美術館も複数存在します。仕事帰りにふらっと美術館によるのも良いかもしれません。なおアメリカの美術館は休館日や任意払いの曜日をよく変更します。必ずWebか電話で確認して下さい。
◆無料で入場できる時間を設けている美術館
◇MoMA NY近代美術館 : 金曜 4:30pmから8:30は任意払い(通常$9.5)
◇Whitney Museum : 毎月第一木曜 6:00pmから8:00は無料(通常$$12.50)
◇Guggenheim Museum : 金曜 6:00PM〜8:00任意払い(通常$10)
◇クーパー・ヒューイット美術館 :火曜 5:00pm〜9:00pmは無料(通常$3)
◇ICP国際写真センター : 本館別館共に金曜17:00〜20:00は無料(通常$6)
◇ユダヤ美術館 : 火曜17:00〜20:00は任意払い(通常$7)
◇ニューヨーク科学ホール : 木曜14:00〜17:00は無料(通常$4.5)
◇ブルックリン美術館 : 毎月第一土曜日17:00-23:00は無料(通常$4)
◇アメリカ工芸美術館 : 木曜18:00〜は任意払い(通常$5)
◇国立デザインアカデミー : 金曜17:00-20:00は任意払い(通常$5)
◇新現代美術館 : 木曜18:00-20:00は任意払い(通常$5)
◇ブロンクス動物園 : 水曜は無料(通常$7.75) ◆入場者の任意で金額を決める美術館
◇メトロポリタン美術館、クロイスターズ : ここの入場料は入場者の任意で金額を決めます。$10が相場(Suggestion Price)ですが、何回も行く人は安い値段を、価値があると思う人は多く払います。ちなみにネィティブの友人は$1〜$2で入っています。私はいつも$2(相場$10)。 ◇ピアモント・モーガン・ライブラリー : 自由意志の美術館です。Suggestion Priceは$5。
◇ブルックリン美術館 : 自由意志の美術館。Suggestion Priceは$4。
◇ロダン美術館 : 寄付金箱にお金を入れて入場する美術館。Suggestion Priceは$5。
◇ニューヨーク市立博物館 : 自由意志の博物館。Suggestion Priceは$5。
◇オルタナティブ博物館 : 自由意志の博物館。Suggestion Priceは$3。
◇バリオ美術館 : 自由意志の博物館。Suggestion Priceは$4。
◇P.S.1 コンテンポラリーアートセンター美術館 : 自由意志の博物館。Suggestion Priceは$4。
- □ TIPS on Suggention Price
- なおSuggention Priceや任意払いが存在する美術館に $2などで入りにくいと思われる方は、入場料を払う時に $2渡して「One adult, please.」とだけ言えば嫌な顔もせずにチケットを渡してくれます。変な事を(変な英語で)尋ねると一層$2で入場しにくくなるので、ネィテイブのように「さらっ」と入場しましょう。ちなみにネィティブの人は相場$8の所をためらいもなく $1で入館する人もいますぅ。→私の友人達なり。
- □ミュージアム・マイル・フェスティバル(美術館を無料で公開するイベント)
- 毎年6月第2火曜に開催される「Museum Mile Festival」は、ミュージアム・マイルと呼ばれる5Ave 82〜104stの美術館が無料で公開されるイベントです。五番街の道路も封鎖され、美術館の無料公開以外にも5Aveでの路上パフォーマンスが各ストリート毎に開催、家族連れからカップルでいっぱいとなる初夏の恒例のイベントとなっています。
一般無料公開される美術館は以下の通りです(6月第2火曜18〜21時)。
・メトロポリタン美術館 The Metropolitan Museum of Art (82st)
・ゲーテハウス Goethe-Institut NY - German Cultural Center (83st)
・グッゲンハイム美術館 Solomon R. Guggenheim Museum (88st)
・国立デザインアカデミー National Academy of Design (89st)
・クーパー・ヒューイット美術館 Cooper-Hewitt, National Design Museum (91st)
・ユダヤ美術館 The Jewish Museum (92st)
・ICP国際写真センター International Center of Photography (94st)
・ニューヨーク市立博物館 Museum of the City of New York (103st)
・バリオ美術館 El Museo del Barrio (104st)
- ■マンハッタン・ギャラリーの楽しみ方
- マンハッタンにはギャラリーが 5500あると言われており、世界中の画廊から美術品を買う為に集まって来ていると言われています。なかなか興味はそそるのですが、入りにくい雰囲気がある為かギャラリーについては私は詳しくありません。しかしマンハッタンは世界中のアートが集中して狭い範囲で能率よく見れますので、友人に言わすと「美術館より Hot!」だとの事。と言う事で初心者向きギャラリーの楽しみ方についてです。(Thanx Ms.Gae Zimmermann!) お手軽なギャラリーの楽しみ方としては、まずどこでも良いので一つギャラリーに入る事から始まります。この「ギャラリーに一歩入ると言う行為」は結構見えない壁があるのですが、とりあえず入ってみて「The New York Art World」と言う小冊子をもらいましょう。本当は「Gallery Guide」の方が詳しいのですが、1999年より$3で有料になってしまいました。これらにはマンハッタンにあるギャラリーのリストと特別な展示のイベントカレンダーになっており、これを参考にギャラリーを回る事となります。 一般的な知識として、多くのギャラリーは火曜日から土曜日までのオープンで、多くのお店は日曜月曜は休みです。また金曜土曜は遅くまでオープンしていたりもします。そして春から秋の間がシーズンと言われ、7月8月はギャラリー自体が夏休みになったり、夏季は予約のみとなる所もあり要注意です。展示は通常一ヶ月のサイクルで変わっていくようです。 まずギャラリーが集中している場所として、ソーホー界隈、ミッドタウン(57st bet Madison and 6Aves)、アップタウン(Madison bet75 and 79st)、イーストビレッジ、チェルシーになります。歴史的な背景としては60年代ミッドタウンでポップアートの芸術家が活動していたのですが家賃などから段々高級化、70年代に新人アーティスト達がソーホーのロフトを住まい兼アトリエとして続々やってきます。しかしソーホーも場所が少なくなってきた事より、イーストビレッジやブルックリン(ウィリアムズバーグ)、チェルシーなどと分散する事となります。 カジュアルに入りやすいのはやはりソーホー界隈で、服や日用品のお買物ついでにぶらっと入りやすい雰囲気があります。ソーホー界隈は未だに芸術的な熱気であふれておりギャラリー以外も楽しいお店が集中しています。一方ミッドタウンのギャラリーは美術館にも置かれるような質の高い作品を展示している所も多いそうです。中には一つのビルに20軒以上ギャラリーが入っているギャラリービルディング(41 E57st Madison)と言うのも存在します。イーストビレッジ界隈は6-11st bet 2Ave and AveBに存在し、中にはカフェギャラリーと言われるものもあるようです。 最近もっとも熱いギャラリーが集まっているのはチェルシー地区で、私のお気に入りの場所となっています。場所は Dia Center for Arts(22st bet 10 and 11Ave)を中心とした bet 21st and 24st, bet 10 and 11Aveでしょうか。今、続々とこのチェルシー地区にギャラリーが移転してきており、どのギャラリーも新しく広いのが特徴です。やはり前衛的な美術を中心として、オブジェ物やビデオ物、空間芸術系、空間音楽系となかなか楽しませてくれます。特にこの Dia Center for Arts(22st bet 10 and 11Ave)は美術館としても充分楽しいのでおススメ。ここの屋上でお茶を飲みながらハドソンリバーをぼぉっと眺めるのもなかなか良いですぅ。ただし周りは倉庫街で夜間は充分注意が必要です。
- ■二大オークション(サザビーズとクリスティーズ)
- NYにはギャラリーや美術館以外に2大オークションハウスの「サザビーズ」「クリスティーズ」もあります。大きなオークション以外に毎週中頃にテーマ別のオークションがあり、一般人も楽しめます。週末にはオークションに出される品の内覧会(入場無料)があり一般に入場可能で、サンデータイムスのアート欄にその週のテーマと内覧会が発表されます。 販売されるものは、食器類や家具、書籍など骨董的価値の有るもので、切手、ワイン、銀食器、時計、宝石が有名です。しかしこれら以外にも、初版マンガ本、おもちゃ、ディズニーのセル画やグッズ、スポーツ選手のバットやユニフォーム、楽器、家など値段もお手頃なものからあり、意外と参加はしやすいようです。 大変高級品を扱っているイメージがありますが、実際はオークションで取り扱っている商品の半分が$3000以下で $100での落札などもあります。事前展示会も普段着でぶらりと入る事も可能です。オークションも基本的に誰でも入場可能で、特に資格が必要と言う訳でもありません。また、高級品ではなく若者を対象にしたお手頃価格($5000以下)のオークションも開催されています(Satheby'sの Arcade Auction, Ceristieの East Sales)。扱っている商品もティファニーやカルティエ、ヴィトンの商品やアクセサリー、時計、家具、食器などで、普段着で気軽に参加できます。 なおこれらのオークションハウスはオークション以外にも、教養講義を開催しています。オークション初心者の為のクラスから価格鑑定のクラス、ティファニー、カルティエ、ヴィトンなどのクラス、宝石、絵画、家具、アニメセル画などのクラスなど、多岐にわたっています。レベルも初心者から専門家レベルまで各種存在します。それぞれのWebページに説明があります。
- □オークションのシステム
- サザビーズとクリスティーズの通常のオークションのシステムは説明によると以下の通り。基本的にカタログで購入予定商品を決め、事前展示会で品定め、予算と相談しながら自分なりの最高価格を決めておき参加する形になります。オークションではオークショニアの掛け声と共に、隣の価格の電光掲示板を見ながら、バドルを自分なりの最高価格まで上げ続けます。 まずオークションに出品されるアイテムのカタログを入手します。通常はオークション1ヵ月前に年間購読($30〜60)している人にこのカタログが送られるのですが、年間購読していなくても直接オークションハウスを訪れ、閲覧する事も可能です。そしてオークション約1週間前からその商品の事前展示会(Pre-sale viewing)が始まります。事前展示会では、実際に商品を手にとって見る事も可能で、係員から商品に関する説明を受ける事も可能です。 そしてオークション当日は受付でオークション参加の申込み(クレジットカードなど身分証明書要)をした後、カタログの商品(lot)の最低価格(Reserved Price→予想落札価格estimateの半額)からオークション開始です。オークショニア(競売進行者)によって落札価格(bid)が少しずつ競りあがっていきますので、購入希望者はパドル(値段表示用ボード)をあげて参加します。最後までパドルを上げた人が購入者となりハンマープライスとなります。このハンマープライスに手数料(buyer's price 15%〜)と消費税を足した金額を1〜3週間以内に支払います。 当日参加できない人の為には、郵送での希望価格を提示する方法(Absentee Bid)や、電話での参加も可能との事。 また購入だけではなく、オークションでの販売も可能です。オークションハウスを訪れ、商品の価値があるか審査を受けます。審査をパスすれば商品を持ち込み、カタログ作成の為の写真撮影などを行い、最低販売価格、委託手数料などの契約をした後、オークションで売られ、一ヶ月以内に手数料を差し引かれた小切手が送られてくる事なります。
◇Sotheby's :1334 York Ave.(73st, York Ave 212-606-7000)
http://www.sothebys.com/
◇Cheistie's :502 Park Ave(212-546-1000)、219 E67st(212-606-0400)
http://www.christies.com/
◇William Doyle : 175E 87st(212.427.2730)
http://www.doylegalleries.com/
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